ジャニーズやK-POPをはじめとした、日韓のアイドルの応援を日々の生きがいとし、気づいたらとある現場でトップヲタクになっていた<男子>大学生・あくにゃんのコラム。
イラスト/びーえいち

 皆さんは、どんな時に推し変をしてきましたか。

 私は現役の頃、離れていくヲタクを見て「きっと若くて可愛い子が他に見つかったからだろう」と思っていたのですが、自分が今ヲタクをやっていて、必ずしも若い子に流れるわけではないなぁ……と気づきました。

 これまでを振り返ると、推しと友達になってしまい、推しとしては見れなくなってファンを辞めたり、他のメンバーに「男のくせに」と悪口を言われてファンを辞めたりと、私にも色々あったので、今回は「推し変」について自身の体験を交えながら考えていきます。

〈第十三声〉
推しとのサヨナラについて考える
~引き際こそキレイに~

 私が普段からヲタク活動をしていて心がけていることは『自分がされて嫌だったことを推しにはしない』ということなんですが、その中の1つに「今日で推しを辞めます」とわざわざ推しに宣言することです。

 おそらく、言っている本人はその場で引き止められたかったり、むしろケジメをつけたかったりと、言うからにはそれなりの理由があるのでしょうが、私は推しに辞めますと言いに行ったことはありません。フェードアウトです。

 実際に私は宣言された時、この数秒しかない中で、え、ちょ、え、なに!? と困惑した記憶があります。その後“そういうことは言わないでください”的な喚起ブログまでわざわざ書いたので、よっぽど嫌だったのだと思います。

「あなたには価値がありません」というふうに聞こえるというか、その後の握手会が一気につまらなくなるからやめてくれや! とすごく嫌な気持ちになりました。

 特典会なんてたかが数秒しかないのに、その数秒で引き止めるのも推し側からしたら難しい話ですよ。

 実際、私の韓国人の推しは、「今日で最後だからバイバイ」と引き止めてほしくて言ったヲタクに対して「わぁ〜じゃあ今日で最後だね」ってフッツーに返してましたし、引き止めてほしいという気持ちに、推し側が気づかない場合もあります。

 私は元推しの現場には行くことはありませんがSNSでは見ていますし、むしろ今でもなんとなくは(笑)好きですし、当時は本気で推していたわけですから、そこで得られた体験や築いた人間関係もあるので後悔はまったくしていません。

 ではなぜ、今まで推し変をしてきたのか。

 私は、人気になっていくと同時に気持ちが薄れていくことが多いです。

 テレビやネット番組などをあまりにも頻繁にやられると、その全部に注目する根性はなく、気力もなく、結果、知らない情報があって全部を追えていないという気持ちが、なんか“つまんね〜”という気にさせます。追えないからつまらないし、つまらないから追わないという負のスパイラルに陥ります。

 今の推したちも、地方公演は全部行くくせに、彼らだけで配信するネット番組はクソつまらないので見ていません。