目次
Page 1
ー 脳の老化は徐々に長い年月で進行する
Page 2
ー 老化防止のカギはワーキングメモリ ー ピークは過ぎても鍛えれば伸びる!
Page 3
ー 年齢を重ねて伸びる能力もある ー 脳トレだけじゃダメ!生活習慣が影響大
Page 4
ー 脳イキイキ生活術5か条 ー 篠原先生が監修!脳若返りクイズ 解答はフォトギャラリーの最後に!

 あなたの脳力をチェック!

『6 3 9 4 1』

 この数字を覚えてください。紙に書かずに、頭の中で記憶しましょう。

脳の老化は徐々に長い年月で進行する

 日常の何げないひとコマで、「あれ?」と思うことが増えてはいないだろうか。

 物や人の名前がすぐ出てこない、2階に上がりきったところで何を取りにきたか忘れる、聞いたことを覚えたつもりがまた聞き直してしまう、などなど。

 若いころにはなかったこんな出来事に、「ほんとにヤバいかも……」と脳の老化を痛感する人は多いだろう。

 脳科学者の篠原菊紀先生によると、「脳の老化はある日突然始まるものではなく、長い時間をかけて徐々に衰えていく」という。

 80~85歳で認知症を発症すると仮定すると、その20年前である60~65歳のときには、すでに脳の老化は進んでいるというから恐ろしい。

 それでは、脳を若く保つためにどうすればいいのだろう。身体はまだまだ健康なのに認知症を発症する人がいることを考えると、努力や工夫ではなんともならないのだろうか。

 篠原先生によると、脳の老化を防ぐばかりか、若返りを図ることも可能だという。実際、篠原先生は、脳活動をあらゆる角度から調査し、さまざまなオリジナルの脳トレーニングを開発し、効果を上げている。

「脳を鍛える認知トレーニングを続けることで、かなり早い期間、だいたい2週間くらいで、認知テストのスコアは顕著にアップします。老化の自覚はなくても、今すぐにでも脳を鍛える習慣を日常に取り入れることをおすすめします」(篠原先生、以下同)

※写真はイメージです
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