目次
Page 1
ー 美味しくって効果万能、しかも安定価格!
Page 2
ー 和風ステーキと白ワイン蒸し
Page 3
ー 韓国宮廷料理と和風ハンバーグ
Page 4
ー クラムチャウダーとトースト、中華炒め
Page 5
ー おつまみまいたけ(2種) ー まいたけのうまみ・栄養価を引き出す保存方法

 秋の旬食材、そして栄養価が高い食材としても知られるきのこ類。中でも、独自の栄養素を持ち、うまみたっぷりな最強きのこが“まいたけ”だ。

美味しくって効果万能、しかも安定価格!

栄養相談でも、非常にバランスに優れている食材のひとつとしておすすめしています」とは管理栄養士の吉野愛さん。

 味にクセがなく、煮ても焼いても炒めても歯応えのある食感を残し、調理もしやすい。

「下記に紹介する非常に優れた栄養素だけでなく、お肉をやわらかくする効果や、うまみ成分たっぷりで、料理のかさ増しにもぴったりなまいたけ。万能食材をぜひ活用してください」(吉野さん)

きのこの中で“栄養素充足率スコア”1位の「まいたけ」 出典:雪国まいたけ
きのこの中で“栄養素充足率スコア”1位の「まいたけ」 出典:雪国まいたけ

すごい1:がん予防に注目の栄養素「βグルカン」を保有

 まいたけ特有の成分として、食物繊維βグルカンの仲間で基礎代謝を高めるMXフラクション、免疫機能を高める効果のあるMDフラクションがある。

「MDフラクションはがんの増殖抑制が期待できるとして、近年非常に注目されています」(吉野さん)

すごい2:骨粗鬆症予防・免疫力アップ「ビタミンD」がしいたけの10倍!

 カルシウムの吸収を助け、骨の形成と成長を促すビタミンDが豊富に含まれる。国立がん研究センターによると“ビタミンD血中濃度が高い人は、がん罹患リスクが低い”といった結果を発表している。

すごい3:美・代謝アップにも「ビタミンB群」が豊富

 皮膚、髪、爪などを健やかに保つビタミンB。ビタミンB群の一種であるナイアシンはタンパク質や脂質、炭水化物をエネルギーにかえる際に必要不可欠な栄養素で、しっかりとることで、代謝も上がる。

すごい4:生活習慣病予防を叶える2大うまみ成分で減塩レシピ

 料理のうまみをしっかり引き出す3大うまみ成分「グルタミン酸」「イノシン酸」「グアニル酸」のうちグルタミン酸とグアニル酸を保有する。

 肉や魚にはイノシン酸が含まれるため、一緒に調理するだけで、グッとうまみが増し、塩分が控えめでも食べ応えのある料理となる。

うまみの強さは昆布の20倍! 出典:うまみ強度/「食べ物と健康」より
うまみの強さは昆布の20倍! 出典:うまみ強度/「食べ物と健康」より