2月14日、NHKは春の編成を発表。'00年から放送されていたジュニアがメインの音楽バラエティー『ザ少年倶楽部』から1月にリニューアルされた『ニュージェネ！』、『ザ少年倶楽部プレミアム』の新タイトルとしてスタートした『プレミセ！』を含む、レギュラー番組8番組が終了。NHKから旧ジャニーズタレントが姿を消すことになった。
NHK以外でも旧ジャニ起用が激減
「同局のメディア総局長は“新規の出演はなくなる”とコメントを出しているため、性加害問題が解決するまでは再放送以外で旧ジャニーズタレントをNHKで見ることができなくなりそうです」（テレビ誌編集者）
この発表を受けSNSでは、
《国営放送なのに公正さを欠き、道理が通らないことを平然とするNHKに受信料を払う価値はない》
《有用性のある番組を無くしてまでジャニーズ排除をしたいわけ？》
音楽番組やバラエティーだけでなく、Eテレの教育系番組も終了することから、NHKの方針に疑問を呈するファンも。NHKほどではないものの、民放でも旧ジャニーズタレントの起用は春以降に激減しそうだ。
「発表されていない脇役や単発出演はわかりませんが、編成表を見る限り春ドラマもメインキャストで旧ジャニーズが起用された作品が減っていて、深夜帯を除いてはテレビ朝日以外のドラマでは起用されていないはずです」（広告代理店関係者）
テレビ業界で旧ジャニーズ外しが加速する中、テレビ朝日だけは1月期より起用が増えるようだ。
「石原さとみさんが主演を務める火曜夜9時枠の『Destiny』に亀梨和也さんが出演します。ほかにも一部で報じられているとおり木曜夜9時枠には木村拓哉さんの主演作品が。土曜夜11時枠では永瀬廉さんが主演に内定しています。加えて井ノ原快彦さん主演『特捜9』の新シリーズも決定していますよ」（同・広告代理店関係者）
テレビ朝日だけ旧ジャニーズ出演作品が多い理由とは。
「亀梨さんが出演する『Destiny』は石原さんのスケジュールの都合もあり、前倒しで撮影が進められました。『特捜9』のようなシリーズものもかなり早い段階で俳優のスケジュールが押さられていますし、永瀬さんが主演する枠は旧ジャニーズの関連会社が制作に関わっていることもあり、旧ジャニーズの俳優が主演を務めるのが恒例です。木村さんクラスであれば1年以上前には内定しているので、外すことができなかったのでは」（テレビ局関係者）
7月期以降、旧ジャニーズは完全にテレビから消えてしまうのだろうか？
「7月期の月9には目黒蓮さんが主演すると報じられています。またテレ朝だけでなく日テレ深夜にも旧ジャニーズの関連会社が制作に関わっているドラマ枠もありますから、完全に消えることはないですよ。また今や国民的アイドルとなったSnow Manはどこの局も起用したいのが本音。数字を持っていると判断されたグループやタレントであれば、今後も起用され続けるでしょう」（同・テレビ局関係者）
ジャニーズなしの紅白歌合戦は史上最低視聴率を記録しただけに、性加害問題が解決さえすればNHKも再び起用するかもしれない。
