空中都市に訪問した佳子さま

世界遺産のマチュピチュ遺跡を訪問。このとき着ていたパーカが日本の若い女性に注目されて人気アイテムに(写真:AFP/アフロ)
世界遺産のマチュピチュ遺跡を訪問。このとき着ていたパーカが日本の若い女性に注目されて人気アイテムに(写真:AFP/アフロ)
【写真】学生時代の佳子さま、割れた腹筋が見える衣装でダンスを踊ることも

 佳子さまは、ペルー南部にある世界文化遺産、インカ帝国時代のマチュピチュ遺跡も訪問。アンデス山脈の標高約2400メートルの場所にあり、「空中都市」などと呼ばれている。

「本当にすごく壮大な景色で、あの……写真では拝見したことはあったんですけれども、やはりこの場に立ってみると、おおおー、という感じがすごくします。本当に何かこう、素敵な空気を感じます」

 ガイドの案内で見学したが、遺跡を見渡す高台に立った佳子さまは、とても素直に遺跡を訪れた感動を口にした。この日は、和服から一変し、ベージュ色のパーカに黒のゆったりとしたパンツ姿だった。

 ペルーの歴史や、文化を堪能した佳子さまだが、同国初の女性大統領であるボルアルテ大統領を表敬訪問し、日本人ペルー移住百周年記念碑に献花するなど精力的に務めを果たして無事、すべての日程を終えた。

 佳子さまは'19年9月15日から25日までオーストリアとハンガリーを公式訪問しており、今回は、彼女にとって2度目の外国公式訪問となった。同年11月、誕生日を前にした記者会見で秋篠宮さまは次のように述べている。

「オーストリアとハンガリーに今年、下の娘が行きましたけれども、それが彼女にとっては初めての公式の訪問になり、本人にとって良い経験になったと私は思います。行く前にはずいぶん時間をかけて、その地域の専門の人から話を聞き、また本を読んで下調べをずいぶんやっていたという印象があります。(中略)もともとがまじめな性格なのかもしれないですね、よくやっているなという印象を、私は持っています。引き続き、そういう一つひとつを大事にするという気持ちを持っていってほしいなと思います」