興行収入30億円を突破した大ヒット映画『君の膵臓をたべたい』や『恋と嘘』など、'17年は話題作に数多く出演した北村匠海

「芸能界にいる“量産型イケメン”じゃないんです。すごく個性と演技力がある。本人が“憧れ”と話す小栗旬さんの初監督作品である映画『シュアリー・サムデイ』に出演するなど、子役からデビューしましたが、決して見た目だけに頼って成長してきたタイプではないので、映画俳優としてすごく期待ですね」

 そう北村について話すのは、映画評論家の前田有一氏。彼の直近の映画主演作は、昨年末公開の『勝手にふるえてろ』。ヒロインが10年間思いを寄せる中学の同級生役を演じたが、

「ヒロインの価値観を打ち砕いて、物語の進路を90度くらい変えてしまうような役柄なんですが、少し非現実的で、ミステリアスな男の子をうまく演じていたと思います」(前田氏)

 '18年は、1月18日にスタートする、深田恭子主演のドラマ『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)や、東出昌大主演の映画『OVER DRIVE』(6月1日公開予定)に出演することが決まっている。そんな、彼の活躍は俳優だけにとどまらない。

「ダンスロックバンド『DISH//』の一員としても活動しています。北村さんはボーカルとギターを担当し、昨年は3枚のシングルをリリース。8月に発売されたシングル『僕たちがやりました』は、同名のドラマ『僕たちがやりました』(フジテレビ系)の主題歌となり、主演の窪田正孝さんらとコラボする形で、配信限定の別バージョンもリリースするなど、昨年は音楽活動も活発な1年でしたね」(レコード会社関係者)

 ちなみにDISH//のライブでは、事務所の先輩である『ももいろクローバーZ』を参考にした演出も多く、大変な盛り上がりになるとか。

 また、アクティブなのは仕事中だけではないようで、

「中学時代は、すでに芸能活動を始めていましたが、学校ではバスケットボール部で活躍していました。また現在もスケートボードが趣味のひとつで、複数台所有するなどかなりハマっているようですよ」(芸能プロ関係者)

 北村本人に話を聞いてみると、

昨年はさまざまな経験をさせていただき、自分にとって“収穫の1年”となりました。今年もさらなる飛躍を目指して日々精進してまいります。よろしくお願いいたします