日沢「残高不足にならないよう、毎月いくらお互いに入金するか確認して、定期的に入金しましょう。口座からの引き落としやクレジットカードの情報が連動されていますので、それをスマホなどで確認していきます。空き時間などで簡単にできますよ」

Mさん「なるほど。私はネットが苦手だから、導入部分や操作方法については主人や息子に手伝ってやってもらおうと思います」

日沢「それがいいですね。ただし、必ず安全な環境で、信頼できる人と作業してください。特に怪しいフリーwifiを利用したりするのは大変、危険ですからご注意ください。また、各サービスの具体的な導入方法は、各企業のHPをご参照ください」

Mさん「わかりました。ちなみに先生、生活費とは別に、家計の貯蓄をしたいときはどうしたらよいのでしょうか」

日沢「実はこのシステムを使って、貯蓄用の口座を作って連携することもできます。生活費用の口座と貯蓄用の口座二つの残高がクラウド家計簿で見られますから、夫婦で毎月いくら積み立てるかを決め、お互いにチェックすることができます」

Mさん「口座をもう一つ作るんですね」

日沢「はい。離婚原因の中には、貯蓄用口座の管理を片方に任せていたら、ほぼ使い込みされていたなんていう話もありますから。双方で監視すれば、そういったリスクも防げますよ」

注意すべきこと

Mさん「銀行やクレジットカードって共有の口座は作れませんよね。どちらの名義で作った方がよいのでしょうか」

日沢「日本では夫婦共有の口座が作れませんから、どちらの名義で用意しても大丈夫です。

 ただ注意として、例えばご主人名義の口座で作った場合、どうしてもご主人の口座であるという意識が芽生えてしまいます。ですので、あくまで共有用口座であるということ、その口座は夫婦一緒に管理しているという意識を徹底してください」

Mさん「わかりました。なんとも便利な時代になりましたねぇ〜」


日沢新(ひざわ・しん)◎税理士。1987年生まれ。2013年に、税理士の国家資格を取得。税理士事務所NEO FRONTIER TAX OFFICEの代表税理士(https://hizawa-tax.com/)。おもに個人や中小企業、そして相続に関する相談に乗っている。身長185cm、70kg、体脂肪率8%。日々のジムトレーニングで、鍛え抜かれた肉体美を目指す。好きな言葉は「黄金の精神」。