「倦怠感などの自覚症状を訴えたのが3月17日、その後、発熱や呼吸困難の症状が出たことから入院。そして24日、新型コロナウイルス陽性が判明したそうです。所属事務所によると、すでに“濃厚接触者”は特定されていて、自宅待機の措置がとられているといいます。番組の共演者やスタッフは気が気ではないでしょう」(スポーツ紙記者)

 志村けんが新型コロナウイルス陽性と診断され、入院中であることが3月25日に明らかになった。一時は気管挿管を行うほどの重症で、人工心肺装置をつなげているという志村。感染経路は今のところ、不明のようだ。

1月に胃の手術を受けていましたし、免疫が落ちていたのかもしれませんね。手術後は控えていたそうですが、六本木や麻布界隈のバーや居酒屋などで遊ぶのが大好きだった志村さん。もし、夜遊びを再開させていたのなら、そこが感染経路になったことも考えられます」(前出・スポーツ紙記者)

 これにより、まもなくクランクイン予定だった、山田洋次監督が指揮を執る主演映画『キネマの神様』の撮影が延期された。また、出演予定だったNHK朝ドラ『エール』、ほかレギュラー番組にも影響が出そうだ。

「テレビ業界でもマスクは必至です。撮影クルーやスタッフはマスク着用が義務付けられ、演者も撮影外のところではほとんどがマスクをしています。でも、当然のことながら、収録時はマスクをすることができません。特にトーク中心の番組であるほど、笑顔とは裏腹にピリピリした空気が流れています」(バラエティー番組制作関係者)

 なかでも、『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)で志村と“タッグ”を組む、嵐・相葉雅紀には大きな“リスク”が。日テレの情報番組『スッキリ!』に出演したハリセンボンの近藤春菜は、『志村どうぶつ園』の収録が最後に行われたのは3月5日だったことを明かしている。

時系列が正しいのならば志村の発症前の収録ですが、その時点でクラスター(集団感染)が起きていた可能性もないとは言い切れません。

 なかでも、相葉さんは過去に2度、肺に気胸を患い、手術も経験しています。胸痛や呼吸困難、咳など肺炎と似た症状を引き起こす疾患で、再発しやすいともされます。この気胸は芸能人でも患ったことがある人は多く、佐藤健さんやナイナイ・矢部浩之さんもかつてこの病気に悩まされています。

 今回、濃厚接触者とされたのは志村さんに近しいスタッフだと言いますが、仮に相葉さんが今回の件に限らず、新型コロナウイルスに感染し、肺に負担がかかったらと思うと心配になりますね。とにかくクラスターが起きていないことを祈るばかりです」(芸能プロ関係者)

 志村もまた、「相葉クン、だいじょぶかぁ?」と、“相棒”をはじめとする共演者の体調を心配していることだろう。