政府による『緊急事態宣言』により、飲食店の自粛が相次いでいる。客足が減っているが、スタッフの人件費は補償しなければならない。店を開けても開けなくても、経営者にとっては苦汁の日々だ。

 そのような飲食店不況に嘆く芸能人がいるという。副業として飲食店を経営しているタレントだ。

飲食店もブライダル業界も打撃

「タレントのはるな愛は、東京の三軒茶屋にお好み焼きやバーなど数店を経営している。お笑いタレントのたむらけんじは『炭火焼肉たむら』など多くの店を経営している。ほかにも、和田アキ子のご主人といったように芸能人の身内が飲食店を経営しているケースも多い。持ちこたえるのが大変な事態になっていますよ」(情報番組デスク)

『炭火焼肉たむら』のホームページによれば、ほとんどの店舗が臨時休業し、テイクアウトとデリバリーだけはやっている状態。和田の夫が代表取締役を務める『わだ家グループ』も、1軒がランチタイム営業を続ける以外、全面休業に追い込まれている。

 浮き沈みが激しい芸能人が、芸能活動以外の副業に手を出すのは昔からのこと。

「なかでもいちばん多いのは不動産経営。購入したマンションを人に貸してまた自分では新しいマンションに住む、という形で増やした本木雅弘、マンション一棟を持つTOKIOの松岡昌宏、一発当てた金でアパートを一棟購入したコウメ太夫らがいます。

 最近はネットを活用してアフィリエイトで稼いでいる芸能人も多い。飲食店は、芸能界を引退した島田紳助さんもやっていたように、自分が食べたい店を作る、というこだわりの人もいます。今はすべて手放したようですが、伊原剛志が以前、お好み焼き屋などを複数経営していたこともありますよ。当たれば利幅がおいしい」(ベテラン芸能記者)

 本業がダメになったときに生活の足しにやるようにと始める芸能人の副業。タレントの神田うのもドレスブランド「シェーナ・ドゥーノ」の新作コレクションを今年2月に発表したが、

「ブライダル業界はいま、コロナの影響をもろに受けている。結婚式は延期され、貸衣装店も閉じていますからね」(一般紙記者)

 副業に本業の稼ぎを投じないといけない本末転倒に、“副業芸能人”はどこまで耐えることができるのか。売れっ子ならいざ知らずだが、本業の芸能界さえも先行き不透明な事態に陥り、頼りにならない。

 皮肉なものである。

<取材・文/薮入うらら>