採用につながる就活のポイント

【1】キャリアの棚卸し
 過去の仕事経験は、どんな仕事を何人でどのように進めていたのかなど具体的に振り返り、主婦業に専念していた場合は、介護や育児、PTA参加、趣味サークルの活動などを整理。採用側は「どんな人で何ができるのか」を知りたいので、アピールできることをまとめる。

□時系列に沿って経験を整理
□ブランク期も説明できるように
□自分の人となりを伝える準備

【2】希望条件を整理
 自分の要望をはっきりさせないと、応募先を絞り込むのは困難。例えば「夫の収入が10万円減ったから、埋め合わせに月8万円は欲しい」「介護と両立したいので休みがとりやすいほうがいい」など、希望条件をリストアップして優先順位をつけると探しやすくなる。

□目標の収入金額
□勤務できる曜日や日数
□雇用形態へのこだわり

【3】履歴書の作成
 履歴書はパソコン作成でも手書きでもOKだが、1社目で採用されることは少ないので、パソコンで入力しておくと作成の手間が減り、パソコン使いに慣れているアピールにも。手書きなら丁寧に書くこと。誤字・脱字がないか、西暦か和暦で統一しているかも注意する。

□パソコン作成が便利
□顔写真は必ず貼りつける
□ブランク期も記入

【4】面接を受ける
 必ずしも上下セットのスーツで行く必要はなく、薄いジャケットを羽織るなど普段着にきちんと感をプラスする。可能であれば、事前に職場を下見して働いている人を観察。髪は結んでいるか、化粧は薄いのかなどをチェックするとよりイメージが湧きやすい。

□TPOをわきまえたきちんと感
□清潔な印象を心がける
□ブランド品など華美なものは避ける

就活Q&A

Q)早く採用されたいときは?
A)同時に数社応募しよう

 1社目で内定がとれる人はごくわずか。1社受けて、不採用が決まってから次の会社を受ける……では、採用決定までに時間がかかってしまう。応募は「御社のことが気になります」という意思表示だと考えて、かけもちもOK。

Q)面接は本音で話してもいい?
A)質問・交渉していいんです

 受かりたいからと、会社からの条件をすべて受け入れる必要はない。例えば、自宅近くの職場なら昼休憩でいったん帰宅できるか、特定の曜日だけ早く帰宅するぶん、出勤時間を早められるかなど、気になることは確認しておこう。

Q)不採用で落ち込んだときは?
A)結果と能力は関係なし

 不採用の理由を伝えてくれる会社は少ない。だからといって、能力や人格が否定されたわけではなく、募集内容とマッチしなかっただけなので気持ちを切り替えて。落ちた会社に再度応募しても望みは低いので、別の会社に挑戦。