俳優の沢村一樹、水野美紀、そして“みちょぱ”こと池田美優がMCを務める『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)。占い師たちがマンツーマンでゲスト出演者に対面で、過去や未来を鑑定しズバズバ言い当てていく─というスピリチュアル・バラエティー番組だ。

 毎回、人気占い師たちが入れ替わり立ち替わりで出演するのだが、中でも、視聴者から絶大な信頼を得ているのが女性占い師・星ひとみ

20代前半までキャンペーンガールやグラビアタレント、女優として活動していたという異色の経歴の持ち主です。そうそう当時、稲川淳二さんの番組でアシスタントを務めていたりもしていましたっけ」(スポーツ紙記者)

 星が古来の占星術や統計学に心理学などを組み合わせ、独自に編み出したという鑑定術“天星術”。これが「怖いほど当たる」そうで、芸能界にもファンが多数存在する。

「中には、番組からの出演オファーを受ける際に“占い師は星さんがいい!”と逆指名する人もいるくらい。星さんの穏やかな語り口やルックスは似ても似つかないですが、先日亡くなった細木数子さんの絶頂期を彷彿とさせる人気ぶりなんですよ」(テレビ局関係者)

 著書もバカ売れ中だ。

「『星ひとみの天星術』は30万部を超える大ベストセラーに。今では出版社が何社も執筆の順番待ちをしていますからね。細木さんも『六星占術』シリーズで累計1億部を売り上げて出版の世界でも大成功しましたけど、このままいけば、星さんが“第2の細木数子”になるかもしれないです」(書籍編集者)

カメラが止まると「もう鑑ない」

 そんな大ブレイク中の占い師だが、ある“悩み”を抱えているという。

ここ数年、コンプライアンスの観点から“冬の時代”だったスピリチュアル企画を見事に復活させた同番組
ここ数年、コンプライアンスの観点から“冬の時代”だったスピリチュアル企画を見事に復活させた同番組

「『突然ですが』の収録にやってくるゲスト出演者との“距離”で困ることがあるそうで。あまりに星さんが当てるので、収録が終わっても“もう少し詳しく鑑てください!”“アドバイスをお願いします”と、追加で占ってもらいたがるゲストがたくさんいて。竹内涼真さんがゲストで来たときもカメラが止まった後、星さんに真剣に恋愛運を鑑定してもらっていましたし。中には、“家族のことも占ってほしい”と、星さんの楽屋まで押しかけちゃう人もいるそうですよ(苦笑)」(前出・テレビ局関係者)

 さすがにそれが収録のたびに……となれば、星がうんざりするのも無理はない。

「最近では“カメラが止まったら、もう鑑ませんから!”と周囲に通達しているそうで。本音ではゲストにも気分よく帰ってもらいたいスタッフとしては、星さんとゲストとの板挟みで大変みたい」(同・テレビ局関係者)

 マネージャーも困り顔だ。

「星本人が“鑑ない”なんて言うことはないです。ただ、事務所として“きりがないので収録後の鑑定はお断りを”と番組側にも星にも言っているんです。でも、星は人がいいのでつい占ってしまって。知らなくてもいい情報を星が知ってしまって、何か問題になっても大変ですし……」

 占い師もラクじゃない!?