目次
Page 1
ー 「しかし」が口グセの人
Page 2
ー あやまりグセのある人
Page 3
ー 「僕的(私的)には」と言うのが口グセ

 誰にでも話し方にクセがありますよね。また会話の中に同じ言葉を何度も使う人もいます。口グセは人それぞれに違うのですが、そのクセによってその人の性格がわかることもあります。ライターをしながら婚活現場に関わる筆者が、目の当たりにしている婚活事情を、さまざまなテーマ別に考えていく連載。今回は“話し方のクセに見る、その人の性格”について考えていきましょう。

「しかし」が口グセの人

 ひとみさん(37歳、仮名)は、あきらさん(39歳、仮名)と、先日お見合いをして仮交際に入りました。あきらさんとは年も近いし、有名大学から上場企業に勤めていて、結婚するにはとても条件のいい男性でした。

 婚活も1年が経ち、もうこの辺で結婚を決めたいと思っていたひとみさんは、あきらさんとなんとかうまくいったらいいなと思っていました。

 ところが2度目のデートをしていたとき、ふと、あきらさんの口グセが気になるようになりました。彼は、会話の中で、「しかし」を連発するのです。

「このレストランは、リーズナブルだね。しかし、材料は原価の安いものばかりを使っているな

「今の直属の上司は、仕事ができる人なんだ。しかし、パワハラチックな発言も多いから、人望がない

「無農薬とか添加物にこだわる人っているよね。しかし、その人たちが健康で長生きできるとは限らない

 “しかし”という接続詞は、前の言葉と反対の事を言うときに使います。“しかし”が口グセのあきらさんは、話の結末がいつもマイナス発言で終わっていたのです。

 見た目も素敵なエリート。「最初は、こんな男性と結婚できたら、友達にも自慢できる」と思っていたひとみさん。それが、会話をしているうちに、“しかし”という言葉が気になりだし、その度に“あ、またマイナス発言で話が終わった”と思うようになり、だんだんと話をしていても楽しめなくなりました。

 “しかし”だけでは、ありません。“でも”が口グセの人もいますね。こちらも、次に繋がるのは、前の言葉を否定する内容です。

 否定グセのある話し方をする人は、どうしても話す内容がネガティブな方向に着地します。ネガティブな発言をしていると、人は離れていきます。 “しかし”“でも”“いや”が口グセの人は、気をつけてくださいね。