STEP1:洗濯前のひと工夫で臭い出すのを防げる!

 ゾンビ臭が発生するのは部屋干しのときばかりではない。洗濯をする前にも菌は増殖する。それを防ぐひと手間を惜しまないことが大事だ。

タオルは乾いてから洗濯かごへ

 濡れた手や身体を拭いたタオルは湿っている。そのまま洗濯かごや洗濯機に入れて長時間放置すると、細菌が増えてほかの衣類にもうつる。ハンガーや洗濯かごのふちにかけるなど、乾かしてからほかの洗濯物と一緒に。

すぐ洗濯しないときは布用除菌スプレーを

 すぐに洗濯できず、衣類などを洗濯かごや洗濯機の中にためておくと、細菌の繁殖が進む可能性が。そんなときは、布用除菌スプレーをかけるだけでもOK。また、プレ洗剤をスプレーしておけば、より菌の繁殖を抑えられる。

すぐ洗濯しないときは布用除菌スプレーを(イラスト/二階堂ちはる)
すぐ洗濯しないときは布用除菌スプレーを(イラスト/二階堂ちはる)
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STEP2:洗うときは汚れを徹底的に落とす

 汚れはモラクセラ菌の大好物。洗い残しがあると臭いが発生するので、洗い、すすぎともに十分に行って、汚れも洗剤もしっかり落とすことが大事。

詰め込む洗濯物は容量の7割に

 洗濯する量は洗濯槽の7割程度までにしておくこと。詰め込みすぎると水や洗剤が布の隅々にまで行き渡らず、洗い残しの原因になる。ドラム式は特に水量が少ないので、水量を多めに設定すると汚れが落ちやすい。

詰め込む洗濯物は容量の7割に(撮影/齋藤周造)
詰め込む洗濯物は容量の7割に(撮影/齋藤周造)

ゾンビ臭がするものは酸素系漂白剤で解消!

 バケツなどに40~50℃のお湯に粉末の酸素系漂白剤を入れ、ゾンビ臭のする衣類を20分ほど浸す(※)。そのあとはすすいで、通常どおり洗濯を。活性酸素のパワーでモラクセラ菌が除菌できる。
※粉末の酸素系漂白剤は使用できない衣類があるため、事前に洗濯表示の確認を

ゾンビ臭がするものは酸素系漂白剤で解消!(イラスト/二階堂ちはる)
ゾンビ臭がするものは酸素系漂白剤で解消!(イラスト/二階堂ちはる)