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ー “誠意”を見せた松岡昌宏に同情の声

 

 週末の芸能界を揺るがした『TOKIO』国分太一の無期限活動休止。一部報道ではセクハラ行為があったのではとされるコンプライアンス違反のため、冠番組『THE! 鉄腕! DASH!!』(日本テレビ系)は降板をいち早く決定。

“誠意”を見せた松岡昌宏に同情の声

 それに追随するように、ほかの担当レギュラー番組も放送中止や差し替えが決定・検討され、CMの“降板ドミノ”も避けられない状況にある。そんな中、あの男が“苦渋”の謝罪を見せて話題となっている。

「松岡昌宏さんです。21日、石川・七尾市文化ホールで主演舞台『家政夫のミタゾノ THE STAGE レ・ミゼラ風呂』の石川公演初日を迎えたんですが、昼と夕方計2回の公演を終えた彼は、楽屋口で待ち構えた報道陣とファンに気づくと帽子を取り、神妙な面持ちで約3秒、深々と一礼したんです。ただ声は発さず、そのままタクシーへと乗り込み会場を後にしました」(芸能ジャーナリスト)

 そんな松岡が見せた誠意に、SNS上では、

《松岡くん 貴方が謝ることはないのに 辛いなぁ〜》
《松岡も、謝ってばかりしんどいな》
《松岡くんは悪くないでしょう〜》

 など、複雑な心中を慮る声が絶えない。

「松岡さんはつらい立場に置かれています」というのは、さる芸能プロ関係者だ。

「2018年、メンバーだった山口達也氏が、未成年女性に対するわいせつ行為(後に不起訴)で書類送検され、契約解除。当時出演していた『ZIP!』をはじめ、すべてのレギュラー番組を降板させられました。その際、残された4人のメンバーは会見を挙行。

 その席で松岡さんは山口氏に対し“自分が崖っぷちではなく、自分が崖の下に落ちていることに気づいていない”と断罪。また、“復帰したいという山口氏の甘えの根源が僕ら『TOKIO』だったとしたら、そんな『TOKIO』は一日も早くなくしたほうがいい”と、“解散”まで口にしたのです」

 メンバーを思うがゆえに、人一倍厳しい言葉で叱咤していた松岡。だが、彼が公の場でファンに直接陳謝するようなタイミングは現時点ではない。

「リーダーの城島茂さんとともに、国分さんの担当番組やCMスポンサーのもとに足を運ぶ“謝罪行脚”が予定されていると一部報道でありましたが、コンプラ違反の詳細については、日本テレビの社長でさえも批判の矢面に立ちながら言えなかった。

 そんな中、一番近くにいるメンバー自身が、釈明会見はおろか表立って何か言うことさえできない“もどかしさ”を感じているはずです」(前出・芸能プロ関係者、以下同)

 7年前の山口達也氏の不祥事の際、残るメンバーは「TOKIOというグループとしての連帯責任」だとして会見を行ったのだが、「連帯責任」という言葉を口にしていたのは、何を隠そう、あの国分だった。

「当時MCを務めていた情報番組の中で国分さんは涙ながらに“こういう行動を取ってしまった山口達也に気づけなかった他のメンバー4人にも反省しなきゃいけないところはある。連帯責任で、どんな処罰でも受けます”と唇をかんでいました。

 そんな彼がいまは“当事者”になっている。強い言葉でグループとしての責任に言及しながら今度は自ら過ちを犯した国分さんを、松岡さんはやるせなさと憤りで見ているに違いありません」

 “連帯責任”という重い4文字が、残されたメンバーを苦しめていることだろう。