7月26日から公開されている菅田将暉主演の映画『アルキメデスの大戦』が好評だ。

「第二次世界大戦前夜に、100年に1人の天才数学者が、巨大戦艦建造をめぐる無謀な計画を阻止するという物語です」(スポーツ紙記者)

 菅田といえば、爽やかな好青年役から狂気を含む役まで演じられることから、“カメレオン俳優”の異名をとる。

 今回も数学の天才役を華麗に演じているが、撮影前に地道な役作りをしていた。

昨年の夏に撮影が行われたのですが、その2~3か月ほど前から数学の勉強をしていたそうです。仕事の合間も、分厚い参考書を持ち込んで勉強に励んでいたといいます」(芸能プロ関係者)

 そんな努力もあり、本番では周囲を驚かせる“キセキ”の学力を身につけていた。

劇中で、黒板に難解な数式を書きなぐりながらプレゼンするシーンがあるのですが、彼はこの数式をきちんと理解して演じていました。普通、数式の丸暗記になりがちですが、どういう流れで解くかがわかっていた。周囲も、彼の頭のよさに驚いていたそうです」(映画配給会社関係者)

数学への情熱を取り戻して……

 もともと、菅田は数学が得意だった。

芸能界に入る前は、数学の教師を目指していました。俳優の仕事のために高校2年生のときに上京しましたが、それまでは数学に夢中だったといいます。今回の役作りを機に、久しぶりに昔の情熱を取り戻したのかもしれませんね」(前出・芸能プロ関係者)

 過去の雑誌のインタビューでも、数学のおもしろさを語っている。

《自分の経験値や武器みたいなものが知識や方程式だったりで、敵となる問題が現れてそれを自分の知識と発想で解いていく。その作業が好きですね》

 相変わらず仕事は絶好調だが、私生活では都内の大衆的な居酒屋にハマっている。

「創業してから50年以上続く老舗のお店です。サワー類が400円とリーズナブルな居酒屋ですよ。今年の3月にリニューアルオープンしたのですが、リニューアル前は毎週のように来ていたといいます」(常連客)

 3年ほど前からこの店を利用するようになったという。

まさかこんな庶民的なお店に菅田さんがいるとは思いませんから、彼に気がつく人は少なかったと思いますよ。最近も忙しい合間を縫って来ているそうです。460円の牛スジ煮込みが一番のお気に入りなんだとか」(同・常連客)

 お店を愛していることがうかがえるこんなエピソードも。

「3年前に、菅田さんが機材を持って、“撮影をさせてください”と来店したそうなんです。どうやらデビューシングルのカップリング曲『ばかになっちゃったのかな』のPV撮影をしたそう。PVでは、このお店で美味しそうに料理を食べる様子が再現されていますよ」(近隣の店舗関係者)

 地道な努力と大衆居酒屋で過ごす時間が、彼の輝かしい活躍を支えているのかも!