出演が決まったときは、地元の通りすがりのおばあちゃんだったり、いろんな方が“見るね”って声をかけてくださって。放送後の反響も大きくて、僕の友達の友達が“頑張って”って言いたいという話になり、8人くらいのトークのグループを作ったんです。

 そこでみんなで話していたのですが、僕がちょっと返事をしなかったら“あれ、ミュージックティーチャーどこにいった?”って言われたり(笑)。いろんな人にこの役を知っていただいて、幸せだなって思います」

役作りのため向かった先は……

 歌手を志す音(二階堂ふみ)の“ミュージックティーチャー”として颯爽と登場。第13週には、“スター”として新人歌手オーディションに参加。“プリンス”久志(山崎育三郎)らとたった1つの合格枠をめぐって火花を散らし話題となった御手洗を演じる古川雄大

 朝ドラは本作が初出演。中性的なキャラの役柄を演じるため、このような役作りをしたそう。

新宿のバーにマネージャーさんと一緒に行きました。お店の方と日常についてから恋愛のことだったり、たくさんのことをお話しさせていただきました。お話ししている中で、その方の言葉とか立ち居振る舞いにすごく力強さを感じたんです。御手洗もいろんなものを乗り越えたからこそ、いまの明るいキャラクターになっているので、役作りの参考にさせていただきました」

 撮影ではこんなエピソードが。

窪田(正孝)さんとは、こだわりの食材の話とか、昔、同じオーディションを受けたことがあって、その話で盛り上がりました。

 育三郎さんとは、アドリブで任される場面が多いんです。普段、舞台で同じ役を演じさせていただいたり、2人でご飯に行ったこともありますし、先輩として慕わせていただいている方なので、いつも安心してアドリブでぶつかっています」