7年ぶりに帰ってきたドラマ半沢直樹』の勢いが止まらない。上司の不正を暴き糾弾したことが原因で、銀行から子会社の証券会社に出向させられた半沢。さらなる“半沢つぶし”のため、今度は親会社の銀行が大型買収案件を横取りする……というスリリングなストーリーが話題を独占している。主演の堺雅人の名演技はもちろんだが、人気にひと役買っているのは彼だけではない。脇から支える俳優たちの知られざる素顔とは──。

注目され始めた角田の演技力

『東京セントラル証券』営業企画部の三木重行役にお笑いトリオ・東京03のボケ担当の角田晃広(46)が抜擢され、驚きの声が上がっている。

「今シリーズから新たに加わったメンバーですが、第2話での買収計画を頓挫させるキーパーソンになるなど、早くも存在感を発揮しています」(テレビ誌編集者)

 役者としての実績はまだまだだが、芸人としては早くから評価されていた。

「角田さんはもともと、現在とは別の事務所に所属していて『プラスドライバー』というトリオで活動。お笑いファンの間では知られた存在でした。角田さんが面白すぎるため、“あいつには勝てない”と辞めていった芸人も多かったほど。類いまれな才能に芸人仲間も嫉妬するほどでした」(お笑い事務所関係者)

 しかし'02年に解散。その話を聞き、別のコンビで活動していた飯塚悟志豊本明長が、角田を誘って'03年に結成したのが東京03だ。

当時は事務所を移籍する際は、1年ほど芸能活動を自粛する……という暗黙のルールがお笑い業界にあったんです。それで現在所属する『プロダクション人力舎』に移籍するための禊として角田さんは1年間、活動を自粛することになりました」(放送作家)

 そんな角田を思い飯塚と豊本はある行動に出たという。

“自分たちが誘ったのに、1人だけ自粛するのはかわいそう”と2人も自主的に1年間、活動を自粛したんです。それほど、角田さんとの活動を熱望していました」(同・放送作家)

 自粛期間中に思わぬ収穫もあったようだ。

東京03のコントはバイト時代の経験をもとにしたものも多いんです。コントや演技にもバイトでの経験が生かされていると語っているので、無駄な時間ではなかったと思います」(お笑いライター)

 これまではドラマでチョイ役が続いていた角田。俳優として注目を集めるきっかけになったのは、昨夏放送されたNHKドラマ『これは経費で落ちません!』だった。

「多部未華子さん演じる主人公が勤務する会社の横柄な営業部長役をコミカルに演じ、役者としての注目度が一気にアップしました。実は堺雅人さんとは10年来の仲で、お互いの舞台を見に行く関係だとか。なんでも、堺さんが東京03のファンみたいです」(前出・テレビ誌編集者)

 半沢も惚れ込むその才能をいかんなく発揮して、今度は抜擢してくれたプロデューサーに「恩返しだ!」