社長から従業員への手紙

加藤の結婚相手とされる男性(左)、プロゴルファーの内藤寛太郎選手と(日本ゴルフツアー機構Facebookより)
加藤の結婚相手とされる男性(左)、プロゴルファーの内藤寛太郎選手と(日本ゴルフツアー機構Facebookより)
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 まだ39歳、同僚らが口を揃えて「誰にでも礼儀正しいと」称するその男は、仕事術からも人格者ぶりがにじみ出る。

本社も貸事務所のビルの一室にあり、わずか17坪ほどの驚くほど質素。社長は“俺が俺が”と前に出てくるタイプではなく、影の存在に徹していて、全く社長然とした感じはありません。事業は関東を拠点にしていたのですが、関西進出も成功させました。そのウラにあるのは地道なコストカットのなかで良質なものを提供するという精神ゆえ。ゴルフが趣味で、常に笑顔で周りを盛り上げているとの話も聞きました。ご結婚されるというのが本当であれば、テレビでみる加藤さんとお似合いな感じがしますね」(前出・スーパーの従業員)

 また、コロナ禍がはじまったばかりの2020年4月にはこんな計らいも、

「3月ごろからグループ総出でマスクを買い集めていたそうで、従業員とその家族のために大量のマスクを支給したそうです。届いたマスクには社長直々からの手紙が入っていて、《恥ずかしいことに、〇〇(※編集部註:店名)で扱うのは得意なものだけと決めておりますため、商品のほとんどが食べ物です。普段は商材として扱うことの無い、不慣れなマスクを仕入れたもので、もしかすると、作りの悪いものが交ざっていることがあるかもしれません。その時はどうかご容赦ください》と書かれていたそうです。誠実な内面が伝わってきますよね」(競合店の店員)

 カトパンが選んだのは相当な人格者であったようだ。サーバーにアクセスが集中し、サイトがパンク状態の同社に「結婚の事実確認」をしようと電話をかけたところ、電子音で、

《当事務所ではコロナウイルス感染対策のため在宅勤務にしております。ご用の方はお手数をおかけしますがファックスにてご連絡をお願いします》

 とのアナウンスが。これも辣腕がなせるマスコミを煙に巻く技なのだろうか……?