『初恋LOVE(うぶらぶ)』で12日にデビューした、ジャニーズの期待の星、なにわ男子。初日売り上げが50万枚を突破するという幸先のいい滑り出しを見せた。

 ジャニーズ事務所特有の物差しに“CDデビュー”という言葉がある。テレビやラジオのレギュラー番組に出演しようが、コンサートを行おうが、舞台に出演しようが、デビューしたことにはならないというジャニーズ基準。

 現在、東京・新橋演舞場で1か月公演「虎者 NINJAPAN 2021」を行っているジャニーズJr.のTravis Japan。開幕直前に取材に応じたが、その際、寅年の来年の抱負を聞かれたメンバーは口をそろえ「(来年は)デビューするぞ」と誓いを立てた。

 知名度、人気ともにジャニーズの次世代を担うグループとして認知されているトラジャだが、そんな彼らも“CDデビュー”を目標にする。

 なにわ男子のCDデビューも、今年7月の横浜アリーナ公演中に、サプライズで発表された。巨大のモニターに「2021年11月12日 なにわ男子 CDデビュー決定!!」と告知がアップされると、メンバーは感激の涙を流した。

なにわ男子、デビュー決定を知った瞬間

CDは“5種類”販売で50万枚突破

 スポーツ紙元ジャニーズ担当記者が伝える。

ジャニーズのアイドルにとって“CDデビュー”することは特別感のあることなのです。アイドルは歌をヒットさせてこそ、という昔からの不文律がある。CDデビュー日はデビュー記念日となり、その後は周年イベントが行われることになります。嵐なら11月3日、V6なら11月1日という具合にCDデビュー日が、メンバーとファンにとっては特別な日になる。レッスンを続けるモチベーションのひとつにも、CDデビューがなっている。

 売り上げもすさまじい。CDが売れない時代に50万枚を初日に突破するのですから、ジャニーズファンの購買力はありがたい。今回は、ジャニーズのレーベルでのデビューでしたが、レコード会社にしてみたら、ジャニーズアイドルがCDを出してくれるだけで潤う。その昔は、『うちからぜひ!』という争奪戦に躍起になっていましたよ」

 50万枚突破といっても、デビュー盤には5種類のパッケージがある。それぞれに購買をそそる魅惑が含まれているため、ファンはすべてを求めようとする。CDの音楽も大事だが、CDというパッケージがファンにはたまらないグッズになっている。

 CDが売れない時代に、CDの売り上げ枚数が芸能ニュースになるというジャニーズアイドルのパワー。なにわ男子のCDデビューが、またジャニーズ神話を上塗りした。

〈取材・文/薮入うらら〉