「そもそも私に言わせれば、新型コロナウイルス感染症自体がとんでもない茶番劇。世界を操る闇の組織による陰謀なんですよ」

 まったく予期しない言葉が、広島県呉市の谷本誠一市議(65)の口から飛び出した。

“ノーマスク”を貫きトラブルに

 6日午前9時50分、釧路空港から羽田空港に向かうエア・ドゥの旅客機内で、谷本市議と知人男性がマスク着用を拒んで離陸前に降ろされていたことが発覚した。彼らは、客室乗務員による再三のマスク着用要請を拒否。同機には44人の乗客がおり、このゴタゴタのせいで出発は1時間14分の遅れとなった。

 エア・ドゥはこの件について、

「他の乗客に不快感や迷惑を及ぼし、安全や健康に危害を及ぼす恐れがあったから」

 と説明している。

 そんな中、谷本市議は週刊女性PRIMEの取材に対してこう語った。

「国土交通省も言っているように、飛行機でマスクを強制することはできません。マスク着用はあくまでもお願いですから、拒否してもいいわけです。もちろん、結果的にほかのお客さまに迷惑をかけてしまったのは申し訳ないと思っていますが、それを招いたのは私ではなく、エア・ドゥ側に責任がある。そして、私が降ろされたことは、明らかに基本的人権の尊重などに抵触する憲法違反なのです」

マスクをしない会』講演のため、釧路にいた谷本市議。その帰りの飛行機内で事件は起きた。行きも“ノーマスク”で搭乗したのか?

「ええ、もちろんです。乗ったのはANAだったのですが、搭乗する前に、ちゃんと“私たちはこういう理由でマスクはしません。ほかのお客さまに迷惑をかけてはいけないので、一番後ろの席にしてください”と説明した。その時はまったく問題はなかったんです」(谷本市議、以下同)

 だが、帰りは少し状況が違ったようだ。