Q.カステラは洋菓子?それとも和菓子?

A. 洋菓子と思われがちですが、明治維新以前に伝来したお菓子なので和菓子です。(日本菓子専門学校 専任教師 福本圭祐さん)

 和菓子っぽいパッケージで味は洋菓子っぽいカステラ。厳密にはどちらなのだろう。

 日本菓子専門学校の福本圭祐先生によると、

「和菓子か洋菓子かの判断基準はそのお菓子が日本に伝わってきた時代によります。明治維新より前に入ってきたお菓子は和菓子、明治維新よりあとに入ってきたお菓子は洋菓子になります。カステラは明治維新以前にポルトガルから伝わったので和菓子です」とのこと。

 外国から伝来したお菓子なのに和菓子というのが意外。

「ほとんどの和菓子は中国から伝わってきています。まんじゅうも羊羹も、ルーツは中国で、それを日本人がアレンジしたのです。カステラはポルトガルが起源ですが、卵、砂糖、小麦粉のみで作られるパン・デ・ローというふわふわしたお菓子を、日本人の好みに合うしっとりした食感のカステラに作り変えたと考えられています」(福本さん、以下同)

 諸説あるそうだが、今の和菓子が、長い歴史のなかで日本人好みに変化した結果というのは違いない。

パウンドケーキとカステラの原料はほぼ同じ。バターが使われているかどうかに差がある。油脂が使われると洋菓子、使われないと和菓子と考えることもできる
【写真】パウンドケーキとカステラの違いは、バターが使われているかどうか

 進化しているはずなのにずっと不便なことが。それはカステラについている紙が剥がれにくいこと。なんのために紙がついているのだろう。

「カステラを焼くとき、枠にくっつかないように紙を敷いているのです。ちなみに、温めると剥がれやすくなるので、お湯で温めたスプーンで紙をなでるといいですよ」

 試してみてはいかがだろう。