まず考えるべきはどこにお金を使うか

 とはいえ、毎月3万円はそう簡単ではないと思います。どうすれば3万円を貯金することができるのか。みなさん、「貯金」と聞くと、どうしても「どの支出を減らそうか」と考えてしまいがちです。もちろん、それも大事なことですが、もっと大切なのは、自分は生活のどの部分を大事にしていて、それにどのくらいのお金が必要なのかを考えること。

毎月3万円貯金できれば20年で720万円貯めることができる
毎月3万円貯金できれば20年で720万円貯めることができる
【イラスト】毎月3万円の貯金で老後に700万以上の余裕が生まれる

 例えば、まだ子どもが小さくて教育をいちばんに考えたいのなら教育費を無理に減らす必要はなし。年に2回の夫婦旅行が何よりの楽しみなら、それをやめてしまったら人生が楽しくなくなってしまいます。それでは何のための節約かわかりません。

 まずは自分はどこにお金を使いたいのか、考えてみてください。するとおのずと「お金を使わなくてもいいもの」が見えてくるはずです。それが「貯金力」をつけるための1ステップ目です。

 その次に、固定費の見直しを。光熱費や住宅ローンといった固定費の中でも50代で見直しの余地がいちばんあるのは生命保険料です。8割の人が見直せるといっていいくらいです。小さいお子さんがいるなら、万が一のときの保障はしっかりと必要ですが、子どもが独立したなら最低限でいいでしょう。

 また、頭が固い人ほど、固定費はこれ以上減らせないと思い込みがちです。「固定」費とはいえ、よくよく見返してみると余分な出費があるかもしれません。本当にこのお金は削れないだろうかと自分の支出を疑ってみてください。

 いくら値上がりしても光熱費は仕方ないと思っていませんか? 電力会社をかえたり、省エネ家電にかえたりすれば1割くらい簡単に下がることも多いです。ざっくりでいいので、まずは毎月何にいくら払っているのかを紙に書き出して現状を把握してみてください。いろいろと気づくことがあると思います。