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ー 被弾した芸能人のマネージャーが警察に聞かれたこと

 暴露系YouTuberとして人気を集め、ついには国会議員にまでなった“ガーシー”こと東谷義和氏。動画投稿サイトを通じて複数の著名人を脅迫したとして、警視庁から関係先に家宅捜索が入った。

「交流のあった芸能人や実業家の裏を暴露していったことでダークヒーローのような存在として注目を集めました。昨年7月に行われた参院選では、NHK党から比例区で出馬して当選。ところが、不当逮捕の可能性があるとして国会が始まっても帰国しませんでした」(スポーツ紙記者)

 そんな状況の中で東谷氏と関係のある各所に捜査のメスが入ることになった。

「1月11日に暴力行為法違反(常習的脅迫)や名誉毀損、威力業務妨害などの疑いで警視庁が家宅捜索を行いました。複数の著名人からの告訴を警視庁が受理し、広告収入を管理する会社の前代表や現代表の自宅などを捜索。ガーシー氏にも昨年12月24日に弁護士を通じて任意の事情聴取を要請しています」(同・スポーツ紙記者)

 これを受けて、東谷氏は12日にSNSでライブ配信を行い、「3月上旬に帰国します。その際に事情聴取を受けます」と発言し、国会に出席することも明かした。

 この配信の後に会見を行ったNHK党の立花孝志党首も

「国会質問に立ってもらいたい。暴露を国会で行っていく。まさにモンスターな国会議員を生み出してしまった」

 と予告した。

被弾した芸能人のマネージャーが警察に聞かれたこと

 警察はどのような捜査を行っているのか。“ガーシー砲”を受けたタレントを担当しているマネージャーが、警視庁捜査2課から受けた電話の内容を明かしてくれた。

「最初に警察から連絡があったのは昨年末、ガーシーさんに対して任意の事情聴取の要請をしている報道が出る少し前でした。自分が担当しているタレントに関して、ガーシーさんが言っていることが本当に正しいのか、事実関係の確認をされました。最初に電話があった日から3日後と1月上旬にも警察から電話で同様の質問を受けましたね」

 東谷氏とは1、2回食事の場で一緒になった程度と言うが、この聞き込みに対してどう回答したのか……

「暴露している内容に関しては、誇張している部分もありますし、ひどいことをしていたと言われても、当事者同士の合意というかウィンウィンな部分もあるのではないですか、というのは伝えましたね」(前出・マネージャー、以下同)

 どうやら警察も本気になって調べているよう――。

「自分も知らないような人物の名前が多数出てきたので、警察はかなり様々なところから話を聞いて調査しているんだろうな、とは感じました」

“3月上旬、元気に会おうや、お前ら”と言っていた“ガーシー議員”。3月の帰国で事態がどう動いていくのか。逃げずにはっきりと決着をつけてほしい。