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ー コメ担当大臣の投稿が物議

 

 「コメは買ったことがない」と失言した江藤拓前農林水産大臣の後任として農林水産大臣に起用された小泉進次郎氏。自らを『コメ担当大臣』と名乗り、気合十分で米の価格を下げるために動いている。

コメ担当大臣の投稿が物議

 そんな中、5月25日の夜、自身のXで米の近況についてポストしたのだが、そのポストに批判が集まっているのだ。

「5月21日の就任会見では、新たな取り組みをしなければならないと意気込み、『今までの入札方法を根本的に変え、随意契約という形にする』と明言。任命時に石破総理大臣から指示を受け、備蓄米は農協を通さずに行き渡すことを念頭に米5kg2000円を目指すと公言していました」(全国紙政治部記者、以下同)

 25日、小泉農林水産大臣は公式Xに「北海道の備蓄米。最近こうやって知り合いが日本各地のコメ価格を教えてくれます。2000円台、出てきた。北海道の自民党の議員の協力に感謝」と、実際に店舗に置かれている米の写真をポスト。

 しかし、その写真に写っている米の価格は大きく2980円と“税抜き価格”が記載されており、右下に小さく『税込3218.4円』と税込価格が書かれていたのだ。

話題になった投稿(小泉進次郎Xより)
話題になった投稿(小泉進次郎Xより)

 大臣のポストを見た国民は、彼の的外れな投稿内容に激怒。

《それって3千円超えてるってことよ、わかるかな》
《税込3,218円ですけどねぇ...(怨)あ、暗に消費税高すぎって言ってるのかな》
《いったん消費税廃止ってことでいいですか?》

 消費税を無視し、さも成果が出ているかのような発言に批判が止まらない。

 しかし、国民の批判はこの価格だけではなかったのだ。

「大臣は、Xに投稿された内容にコメントが付かないよう、リプ欄を閉じていたのです。この設定に国民はさらに激怒。今、国民の声を1番吸い上げなくてはいけない“コメ大臣”らしからぬ行動は火に油を注いでしまいました」

 小泉氏が農林水産大臣に就任してから5日。早々に米の価格が下がっている地域もあるようだが、彼への支持は未だに上がらない。

「小泉氏の発信力はある意味定評があります。しかし、その発信力がゆえ、環境大臣時代の2019年に行われた『国連気候行動サミット』では、『気候変動のような大きな問題への取り組みは、楽しく、かっこよく、そしてセクシーでもあるべきだ』と発言。

 独特な言い回しが“意味がわからない”と批判を集めたこともあります。今回も躊躇なく発信した結果、国民の批判を浴びることとなり、その発信力が仇となっているようです」

 早急な解決が必要な米の高騰。トンチンカンな発信をしている場合ではないだろう。