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ー 知って楽しい!おもしろ雑学
捨てがちな芯にも栄養素がたっぷり。ビタミンCは、葉と比べて、やや少なめの芯だが加熱しても残りやすいというメリットも ※写真はイメージです

 日常の気になる疑問を解決!キャベツを使うとき、「切る」「洗う」はどちらが先?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.キャベツを使うとき、「切る」「洗う」はどちらが先?

A.栄養素をしっかりとりたいなら「洗ってから切る」の一択。(管理栄養士 三城 円さん)

 キャベツは使う直前に必要な分だけ洗うのが良いとされている。これは、水洗いすると傷みやすくなるためだ。

栄養素を損なわずに洗うことを考えると、キャベツはカットする前に1枚ずつはがして洗う方法がおすすめ。キャベツにはビタミンCなどの水溶性ビタミンが含まれており、カットしてから水にさらしすぎるとこれらの栄養素が流れ出てしまいやすいのです。

 外側の葉から1枚ずつはがし、葉の両面を手でこするように流水で洗い流します。この方法だと、土やごみ、付着している虫などを効率的に取り除くことができます。千切りにする場合も、はがした葉を洗ってから切るのが栄養面では良いでしょう」と管理栄養士の三城円さん。

 一方、手軽さを重視するなら、カットしてからまとめて洗う方法も。千切りやざく切りなど、用途に合わせてカットしたキャベツをザルに入れ、しっかりと汚れを落として。

 この方法だと多くの量を一度に洗えるため便利だが、断面積が増える分、水溶性ビタミンなどが流れ出やすくなるので、流水に当てる時間は短くするのがポイント。

 キャベツは内側の葉ほど外側の葉に守られていてきれいな状態だが、土や細菌、虫などが付着している可能性もあるため、外側の葉だけでなく内側の葉も念入りに洗って。

 カットされて売られているキャベツも、カットする際に汚れが入り込んでいることがあるため、洗ってから使うのが安心だ。

「もし千切りキャベツがしんなりしてしまっても、50度のお湯で洗うことでシャキッとした状態に戻すことができます」(三城さん)