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ー 市役所を60回以上訪問
埼玉県三郷市役所

 12月3日、埼玉県の三郷市議会が関根和也議員に対して、全会一致で除名処分の決定を下した。関根議員は9月の定例会において辞職勧告決議を受けていたが、議員活動を続けていた。

市役所を60回以上訪問

「三郷市のウェブサイトに発表された報告書では、12月1日に『本会議に出席していることに対する見解を求めたところ、何ら弁解や謝罪等の発言をせず、恣意的に退席するなどの不誠実な言動があり“関根和也議員に対する懲罰の動議”が提出され、懲罰特別委員会が設置されました』と記されています。

 さらに、3日の本会議で陳謝を求められ行うも『12月2日のSNSにおいて「本会議で陳謝は行うが本意ではない」との発言をしていたことに関して、真意を問われたところ、議場において市長等に対する威圧的な態度や名誉を棄損するような言動を繰り返した』とも報告されています」(スポーツ紙記者、以下同)

 関根議員はこのほかにも、7月から9月にかけて市役所の窓口で市職員に対して「うるせえ、おまえ辞めろ」「なんだお前はよ、下がれてめえは」などとたびたび怒鳴り声をあげ、業務を妨害した疑いで書類送検もされている。

 2025年7月に行われた市議選で当選した関根議員。わずか4カ月での除名処分となった。あまりの言動のひどさにネット上では《この人が議員として選ばれた理由は何なのだろうか》《相当ヤバい奴ですね。三郷市の皆さん、こういう輩は二度と選出しないようにお願いしますよ》といった非難の声が相次いでいる。

 関根議員の“ゲキやば”エピソードは数多い。

「ネット上では関根議員と市の職員が言い争う動画も拡散。関根議員は職員を“おまえ”と呼び、“てめえが触ったんだよ”などと激昂する姿が映し出されていて、かなり荒っぽい人間性が感じられます。一部報道では、関根議員の“カスハラ”により、睡眠障害を訴える職員も出たといいますから、日常的に暴言が繰り返されていた可能性があります」

 関根議員は2024年の10月に行われた衆議院議員選挙では埼玉14区から無所属で出馬し、落選している。この時の肩書きは“子ども食堂代表”となっていた。

「関根議員は日本テレビ系の選挙特番『zero選挙』の候補者アンケートでは、選択的夫婦別姓や同性婚の法律への明記には反対、後期高齢者の医療費の自己負担増大、日本の防衛力強化には賛成の立場を取っていて、保守系の考えを持っているようです」

 政治信条は当人の自由だとしても、暴言は許されるものではないだろう。