地元住民が語る“甘ったれ”素顔

 古川容疑者はキャリア15年のベテラン看護師。助産院勤務などを経て昨年1月から柏たなか病院で働いていた。一戸建ての実家で高齢の両親と暮らしながら、素顔は謎めいている。

「ゴミ出しで会うのは容疑者の父親でした。このあたりの住民はみなマナーがよく、古川さん一家もルールを守ってゴミ出ししていました。父親は小学校で講演したこともあり、地域貢献に熱心でした。

 母親も同様の活動に力を注ぎ、立派なご両親といえます。しかし、娘さんの存在には気付かず、同居していたとも知りませんでした」(前出の容疑者宅近くに住む男性)

柏たなか病院の駐車場には救急車があり、総合病院として地域医療を担う
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【写真】「私、もう戻れないですね」容疑者が勤務していた病院の様子

 父親は元刑務官で、母親は看護師という規範意識の高い家庭に育った。古川容疑者は母親の背中を追って看護師になったというわけ。学生時代の成績は優秀だったとされる。

「ごく普通の常識的な女性ですよ。しっかりと挨拶してくれますし、犯行内容と人物像は合致しません。派手に着飾ったりしませんし、化粧も濃くなかったですよ」(地元の女性)

 一方、近所に住む別の女性は、地域の暮らしの中でほとんど存在感のなかった容疑者についてこう話す。

「ご両親は健康そのもので、介護や介助が必要な状況にはありません。とはいえ、ご高齢ですから、容疑者が両親に代わって地域活動に参加してもおかしくないと思うんです。50代で実家暮らしなのだから、そのくらい手伝ってもバチは当たらないじゃないですか。いい歳をして甘ったれているんですよ」

 亡くなった会田さんはどれほど無念だったろう。病院側は会見で「真相解明と責任追及のため、捜査に最大限協力する」と態度を鮮明にしている。詳しい動機や背景、犯行の経緯など捜査の進展が待たれる。