高市早苗首相も異例の呼びかけ

 今回の騒動の発端はプログラミング言語「PHP」の脆弱性だ。

 PHPはウェブサイトやサービスの裏側で世界的に広く使われている言語だが、20日、開発を担うPHPセキュリティチームが、重大な2件の脆弱性について注意喚起を行った。深刻度はいずれも評価指標CVSS v4.0で「9.2」という非常に高い水準で、極めて危険なものだったという。

 この切迫した事態を受け、21日、高市早苗首相は自身のXで「今夜に対応して頂きたい大至急のお願いです」と題し、「10月21日午後11時(日本時間)に公開される修正パッチについて、可及的速やかに適用できるよう準備をお願いします」と異例の呼びかけを行った。すぐに修正パッチを適用するのが難しい場合には、ウェブサイトなどを一時的に停止することもリスク低減策として有効だと付け加えている。

「実際にPHPの重大脆弱性による影響は連鎖的に広がっています。人気ゲームの『ウマ娘 プリティーダービー』『グランブルーファンタジー』や『ニコニコ』『バンダイチャンネル』『ブシロード』、さらにEC作成サービスの『BASE』などが相次いで緊急メンテナンスに入りました」(前出・芸能誌記者)

 今回はあくまでサーバー側(PHP)の問題になり、サービスやサイトを閲覧する一般利用者が直接できる対策は多くない。しかし、騒動に便乗した偽のメンテナンスの案内や、復旧を装うフィッシング詐欺などには注意をしてほしいーー。