「いろいろありすぎて、もちろん思い出すことはあります。彼が自分自身を守ることしか考えていない姿とか、“暴露本を出す”発言とか、有利になるためなら何でもするという姿を見せていなければ、私はずっと引きずっていたと思います。逆にここまでされたから、気持ちがキッパリできた部分はありますね」
5月下旬に報じられた歌舞伎俳優の片岡愛之助と女優の藤原紀香との“連泊疑惑”がきっかけとなり、2年半も交際をしていた愛之助と熊切との破局が浮き彫りになった。だが、熊切サイドは“まだ別れていない”と主張。
一方、愛之助は“とっくに終わりました”と関係に終止符を打ったことを明言し、双方の意見が食い違っていた。
しかし、冒頭の熊切の言葉を聞く限り、本人も破局の事実を認めたようだ。5月28日、熊切を直撃取材したときは、愛之助からプレゼントしてもらったという指輪を右手薬指にしていたが、前述のネット番組に生出演したときは、すでにその指輪をつけていなかった。熊切に、指輪の行方を聞いてみると……。
「捨ててはいないです。でも、自分の中で前に進みたいからつける気持ちにはなれない。すがりついているみたいに周りから言われたけど、そういう気持ちではないので」
とにかく愛之助とのことは、気持ちに整理がついたようだ。ただ、ふたりが同棲していたマンションの荷物整理も気になる。
「あさ美ちゃんの留守中に愛之助さんは自分のコートやスーツ、ギター、台本などの私物を運び出したようです。でも、1年半前に北海道で愛之助さんから買ってもらったワンちゃんは、家にそのまま置いていったようです」(熊切の知人)
現在3匹の犬を飼っている熊切。その中の1匹が、愛之助と交際中に一緒に飼い始めたトイプードルの“ころちゃん”。熊切のブログでも“息子”としてたびたび紹介されている。その愛犬について熊切に聞いてみると、
「一緒にマンションを出て、3匹とも面倒をみています」
――愛之助さんが購入した“ころちゃん”の所有権は?
「今の所有権はあちら(愛之助)ですね。ただ、専門的なことですので、弁護士さんに相談していますが」
――“ころちゃん”は愛之助さんに渡したくない?
「このまま飼いたいし、引き取りたいです。あちらは仕事で忙しく、急にどっかへ行ってしまう。そんな人に預けられないです。私が最後まで面倒をみたいです」
――ワンちゃんたちが唯一の癒しであり、心のよりどころになっている?
「そうです。子どものようにかわいい。自分が帰ってきたら頼ってくれるし、犬は裏切らないし……」
――愛之助さんがいなくなった今、ワンちゃんたちの次の“パパ”を探している?
「それよりも、ころちゃんは今まであちらにベッタリだったから急にいなくなってしまってかわいそうなんです。パパ云々じゃなくって、彼がいなくなってしまった分の愛情を、私がころちゃんに注いであげたいです」
次の恋人探しよりも、愛犬への愛情が優先のようだ。
――次に付き合うとしたら歌舞伎役者はアリですか?
「ナシですね(笑い)。でも職業で選んだわけではないし、次にどんな人を好きになるかはわからない。彼と出会ったとき、そのお名前だけは知っていましたが、歌舞伎役者だということは知らなかったんです」
熊切の気持ちを知ってか知らずか、6月上旬、愛之助は大阪市内のトークショーに出演。会場内のスクリーンに映し出されたファンによるアンケートの《飼いたいペットは?》という項目には「猫」と答えていた。