NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』は“出版社編”に突入。楽しむツボを、キャストとスタッフに聞いた。

■“元気”は薬にも毒にもなる!?

 高視聴率をキープしつつ、ヒロイン・常子として連日の撮影に臨んでいる高畑充希。パートナー・花山(唐沢寿明)のさりげないサポートに助けられていると明かす。

「私がずっと撮影していて、ちょっと息切れしかけると唐沢さんがアミノ酸とかクエン酸のサプリをくれたり。ものすごく頼っていますし、ご飯にも連れていってもらっています。たまにお芝居のお話もしますけど、結局カラオケに行って熱唱したりとか(笑)」

 でも、スケジュールが空き2~3日ぶりに会う唐沢の元気は、毎日の撮影で消耗している高畑には刺激的らしく、

「“また元気な唐沢さんが戻ってきた”って(笑)。でも、“頑張れよ”って気遣っていただいて。最後まで私はエネルギー切れを起こさずに、唐沢さんについて行かなきゃ、と思います」

■時代の“開拓者”に脱帽

 大橋鎭子と花森安治が立ち上げた『暮しの手帖』が『あなたの暮し』のモデル。その功績を唐沢寿明はこう語る。

「ふたりが興した会社は、本当の意味で今の日本を作ったと言ってもおかしくないと思います。製品を商品試験することによって、日本製品のクオリティーが上がったということがあるわけですから」

 製品を自費で買い、徹底的にテストを繰り返した。

「何事も最初にやる人って、普通じゃないですよ。着物をワンピースに仕立てる直線裁ちのエピソードもですが、普通の人はもちろん、ファッションを専門にしている人たちだって気がつかないわけじゃないですか。そういう部分において、すごいですよね」

■放蕩な“旦那”と堅実な“妻”

物語の中盤を過ぎ、いまだ独身のヒロイン・常子(高畑充希) (C)NHK

 物語も中盤を過ぎ、いまだ独身のヒロイン。仕事では花山というよき伴侶を得たが、落合将チーフプロデューサーは、

「この作品は通常とは違う形で夫婦ものをやっているという感じですね。常子が家計を守る妻で、花山がお小遣いを自由に使っちゃう旦那みたいな(笑)」

 “夫婦”という言葉にテレながら、高畑はこうつけ加える。

「普段言い合いばかりして、私が怒られて“チッ”となってもいますけど(笑)、たまにお互いを思いやる、目線だけを交わすシーンもあります。すごくテレくさいけど、どちらの感じも常子と花山さんだな、って」

■ヒロインも知らなかった“家族”の帰還

東京を離れた『森田屋』が洋食屋として戻ってきた (C)NHK

 東京を離れた『森田屋』が洋食屋として戻ってきた! 視聴者同様、高畑充希も仲のいいファミリーの帰還に喜びの声を。

「最初は私も知らされてなかったんです。それが宗吉(ピエール瀧)さんと照代(平岩紙)さんが戻ってきてくれて、本当にうれしかったです。

 欲を言えば、おまつさん(秋野暢子)、長谷川さん(浜野謙太)、富ちゃん(川栄李奈)も帰ってきてほしかったけど。『森田屋』さんのみなさんとのシーンは心がほっこりしてアットホームな感じが多いので、現場にいて安心します。

 でも、スケジュールの関係でついこの間、瀧さんがクランクアップしました。前に1回お別れしたのに、2回悲しまされた感じです(笑)」