大人になってからのほうが、よりありがたみを感じる

 友人たちは、平原のコンサートスタッフとしてグッズ販売を手伝ってくれることもあり、物心両面で支えになっている。

 10代から続く付き合いは、大人になってからさらに重要性を増しているとか。

「子どものときは、1日寝たら忘れちゃうみたいなことが、大人になるとできなくなる。そういうときに、同じ時代を生きてきて、経験からアドバイスをしてくれるので、より必要性を感じます。人間関係でも、若いときの悩みは、学校や友達とケンカしたことが原因のケースが多いけど、社会に出ると、仕事先の人とうまくいかなかったりとか……。でも、そこには友達がいるわけではないので逆に客観的に見てくれる。

 大人になってからのほうが、よりありがたみを感じています。さらに、一緒にホテルにお泊まりしたときなどに、私が悩んでいたのか、寝言を言って、うなされていたみたいで……。そんなこともさらりとかわしてくれる友達は、かけがえのないものだなって思います

 そうした友達や家族への感謝を込めて作詞した曲『STAR』(アルバム『LOVE』に収録/発売中)が、映画の内容とも重なり、テーマソングに選ばれた。

「自分でも、この映画のために書き下ろしたのかな? と思うくらい、ハマっているので驚きました」

平原綾香の気になる結婚観は?
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“32歳までに結婚したい”と発言していたが

 楽しいという30代になって、プライベートで最近始めたことがある。

「パーソナルトレーナーをつけて体幹トレーニングをしています。五輪候補選手が初期にやるような内容で、傾斜になったランニングマシーンで、ダッシュとかするんです。おかげで身体が締まって、意外と筋肉もあるんですよ。こういう話をするとイメージにないみたいで、驚かれます」

 30代での心境の変化は、32歳になった平原の結婚観にも影響はあるのか。

 かつて25歳のときに桂由美コレクションでウエディングドレスのゲストモデルを務めた際に“32歳までに結婚したい”と、発言していたことについて聞くと、

「言っていました! そのときは結婚したいし、子どもも欲しいと思っていたので、32歳が適齢かなと。でも無理ですね(笑)。人生はあっという間。目標? 35歳かな。あと3年しかない……」

<プロフィール>
ひらはら・あやか/1984年5月9日生まれ。東京都出身。サックスプレーヤーの父・平原まことの影響で、サックスを始め、音楽を学ぶ。2003年にホルストの組曲『惑星』の『木星』に日本語詞をつけた『Jupiter』で歌手デビュー。同作品で日本レコード大賞新人賞などを受賞。来年夏にミュージカル『ビューティフル』に、キャロル・キング役で主演

<作品紹介>
映画『マイ・ベスト・フレンド』
幼いころからの大親友で、ファーストキスから初体験まで、お互いのすべてを知っているミリー(トニ・コレット)とジェス(ドリュー・バリモア)。あるとき、ミリーに乳がんが見つかり、同時期にジェスが妊娠。お互いのことを思うがゆえに気持ちのすれ違いが生じる。2人の友情のゆくえは―。11月18日(金)TOHOシネマズシャンテほかにて全国公開/配給:ショウゲート