先輩・黒木華の姿勢に影響されて

土村芳 撮影/坂本利幸

 役者としての“デビュー”は10歳で、地元の盛岡を舞台にしたドラマに子役として出演。だが、地元のこども劇団が解散してからは、大学受験するまで芝居からは離れていたという。

「ずっと新体操をやっていたんですけど、このまま体育大に進んで、体育の教師になるのはどうなんだろう、って思ったんです。お芝居をやっていたときの感覚とか経験が胸のどこかに残っていて。それで演技を学べる学校を探して、京都造形芸術大学を見つけたんです」

 ここは黒木華も在籍していた学校。

「ひとつ上の先輩で、大学にいたころからオーラがすごくて。当時から、演出家の野田秀樹さん主宰のNODAMAPなどでも活躍されていて、いい意味で、視線が外を向いている印象でした」

 黒木の姿勢に影響されたように、自らのプロフィールに書ける作品を残そうと模索してきた土村は、大学の教授を務める林海象監督に見いだされ、'13年に映画『彌勒 MIROKU』で永瀬正敏とともに主演を務めた。

「今年は君ちゃんとしてたくさんの人に知っていただいたので、次は“土村芳”という女優に興味を持っていただけるよう、頑張りたいと思います!」