ネット上では「完結するまで死ねないマンガ」として常に名前が上がり続ける、推理漫画の金字塔『名探偵コナン』。劇場版アニメは過去全25作品の累計興行収入が1000億円を突破するなど、間違いなく歴史的大ヒットコンテンツのひとつだ。シリーズは回を追うごとにファンが増え続ける一方、劇場公開作品にはつきものな“ネタバレ”が過日、話題となった。
4月4日に最新作『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』の完成披露試写会が行われ、一足先に映画を鑑賞したファンたちが、公式ツイッターに犯人や重要なシーンの内容がわかるようなネタバレとなる感想を続々とリプライ。その事態を受けた公式が、
《「名探偵コナン製作委員会」としましても、皆様に楽しんでいただける最善の形を模索すべく、 検討致しました。 (中略) 現状は、閉鎖せずに現行の運用継続を予定しております。劇場版もいよいよ来週14日 (金) に公開となります。どうか配慮のあるご投稿をお願い出来ますと幸いです(原文ママ)》
と異例のコメントを発表したのだ。
悪意のないネタバレもそれはそれで厄介ではあるものの、実は劇場版名探偵コナンには、ツイッター上で悪質な手口で“わざと”ネタバレを行う“凶悪犯”が存在するのをご存知だろうか。
「“明日映画コナン観てくる!”とツイッターでつぶやいたら、<犯人は〇〇>といったアカウント名から“いいね”されるという事態が、劇場最新作の公開時期には各所で勃発するのです。映画を楽しみにしている通称コナクラ(※コナンクラスタ)にとってみれば、これはもう“凶悪事件”ですよ」(WEBメディア編集者)
他にも「いいね機能以外でも、直接リプで犯人の名前を送ってこられるというテロ行為も存在する」という。
ツイッターの「ミュート」機能を活用
主にツイッターで悪行を繰り返す“ネタバレ凶悪犯”対策として、こんな方法をITジャーナリストは教えてくれる。
「まずは何より、『キーワードをミュート』しましょう。キーワードをミュートするやり方は、『設定とプライバシー』→『通知』→『ミュート中』→『ミュートするキーワード』→『追加する』です。
あとは『フォロー中のツイートのみを表示』にしたり、『返信できるアカウントを制限』するのも有効です。自身のアカウントは公開時期だけでも“鍵垢”にするのも推奨します」
ちなみに『週刊女性PRIME』が本記事を執筆する際、ツイッター上でネタバレがダメなことに言及するツイートをパトロールしていたところ、そのツイート自体に盛大なネタバレが含まれており、甚大な被害を被ったことも併せてお伝えしておきたい。