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ー マネージャーにも見せた“気遣い”

「猿じゃねえて。羽柴秀吉だて」

 そう不気味に笑みを浮かべ、お茶の間を震撼させたのはムロツヨシ。5月21日、NHK大河ドラマどうする家康』の第19話が放送された。

松本潤さんが主演を務める、徳川家康の生涯を描いた作品です。ムロさんは家康の最大のライバルとなる豊臣秀吉役を演じています。一見すると陽気な小心者なのですが、どこか底知れないというキャラクター。ムロさんが登場するたびに、SNSでは《なんか怖い》《不気味》と、怪演ぶりを絶賛する声があがります」(テレビ誌ライター)

 第19話でも、北川景子演じるお市に迫り、ビンタを受けたにもかかわらず勝手にお市の娘を抱き上げるなど、その奇行ぶりに注目が集まった。

「“大河らしい重厚さがない”と『どうする家康』を酷評する声もありますが、それでもムロさん見たさに視聴を続けている人もいるそうです」(同・テレビ誌ライター)

 1月期に放送されたドラマ『星降る夜に』(テレ朝系)では、主人公に嫌がらせをする男役を演じるなど、『どうする家康』以外でもクセのある“不気味キャラ”で作品をかき回しているムロだが、撮影現場では真逆なのだという。

「昨年10月ごろ、とある撮影にムロさんが参加していました。現場には数人のタレントのほかにマネージャーも5人ほどいて、立って撮影を見学していたんです。撮影の主役はタレントですから、マネージャー用の椅子は用意されていないことも多く、撮影の間じゅう立っているのは当たり前。スタッフも含め、そのことは誰も気にしていませんでした」(制作会社関係者)

マネージャーにも見せた“気遣い”

 しかし、ここでムロはまさかの“神対応”を見せた。

「撮影が進み始めたころ、ムロさんはどこからか5脚もの椅子をひとりで持ってきて。“疲れちゃうでしょ、座ってくださいよ!”と初対面のマネージャーたちを気遣ったんです。そんなムロさんの配慮に、マネージャーたちは“私たちは裏方なので申し訳ないです”と遠慮していました。するとムロさんは“じゃあ俺も座らないっ!”と、ふざけたような感じで座りやすい空気をつくってたんです。タレント同士で気遣うことはありますが、立ちっぱなしのマネージャーにまで気配りをする人は初めて見ましたね」(同・制作会社関係者)

どうする家康』では、座長の松本が撮影を引っ張っているが……。

「松本さんより前に出ることはありませんが、ムロさんはムードメーカーですよ。差し入れが届くとはしゃいで、雰囲気を和やかにしてくれたり。演じている秀吉役とのギャップはかなりのものですね(笑)」(芸能プロ関係者)

 ムロが撮影現場を“天下統一”する日も近い!?