目次
Page 1
ー 中田翔“北の大地”の主砲
Page 2
ー 中日?日ハム?大将の散り際に賛否

 8月15日、中日ドラゴンズの中田翔内野手が現役引退を発表した。

「甲子園の強豪校として知られる大阪桐蔭高校で1年生から主力として活躍。2007年の高校生ドラフト1巡目で、4球団による競合の末、日本ハムに入団しました。プロ野球では打点王に3度輝き、ベストナインとゴールデングラブをそれぞれ5度獲得。3度のリーグ優勝、1度の日本一に貢献しました」(スポーツ紙記者、以下同)

中田翔“北の大地”の主砲

『第13回ペアレンティングアワード授賞式』での北海道日本ハムファイターズの時の中田翔選手('20年11月)
『第13回ペアレンティングアワード授賞式』での北海道日本ハムファイターズの時の中田翔選手('20年11月)

 “北の大地”の主砲として活躍していたが、2021年8月4日にチームの後輩に暴力を振るったことが発覚。無期限出場停止処分となったが、同月20日に巨人に無償トレードとなった。

「巨人移籍後、2022年には24本塁打を放ちましたが、2023年はケガと若手の台頭もあり、出場試合数が減少。出場機会を求めて、自ら巨人との複数年契約を破棄して中日に移籍しましたが、推定年俸3億円前後に見合った活躍はできませんでした」

 8月15日に引退会見を開いた中田。会見では、思いどおりに身体が動かなくなり、満足のいくスイングができなくなったことでチームに迷惑をかけられないと、2か月ほど前に引退を決意したことを明かした。

 そんな中田が引退発表の前日にインスタグラムに投稿していた写真が物議を醸している。

「中田選手がインスタに投稿した写真は、日本ハムのユニフォームを着て、札幌ドームに立っている写真。たしかに、一番長く在籍し、最も活躍したのは日本ハム時代です。ですが、今は中日に所属しており、晩年で成績も下降気味だったにもかかわらず破格の条件で契約。年俸に見合った活躍ができなかったため、ファンからは賛否が起こる事態になってしまいました」