8月27日、7人組ボーイズグループ『三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE』でボーカルを務める今市隆二が、大阪・ヤンマースタジアム長居で10月に予定されているデビュー15周年ライブを欠席すると、公式ホームページで発表された。希望者には“チケットの払い戻し”も行われるとアナウンスされている。
今市隆二、15周年ライブを欠場
今市は7月31日に、タクシー運転手への暴行と脅迫の疑いで書類送検されたと報じられた。今回の不参加もその余波とみられている。
「事件が起きたのは4月の早朝、都内でのことです。当時、泥酔状態だった今市さんがタクシー車内で同行者とトラブルを起こし、運転手に“殺すぞ”などと脅したうえ、アクリル板を叩いたり腕を引っ張ったりしたとされています。所属事務所のLDHは報道を受け謝罪。本人も反省の意を示して報酬返上と活動自粛に入っています」(スポーツ紙記者)
今市が酒絡みのトラブルを起こしたのは、2020年に石垣島で女性に酒をかけた騒動が『週刊文春』(文藝春秋)に報じられて以来2度目となるだけに、ライブに合わせての“スピード復帰”は難しかっただろう。
今回の発表で「ライブは予定通り行う」とされたが、OMI(オミ)と並びグループを象徴するツインボーカルの片方が不在となる事態にX上ではファンたちの動揺の声が相次いでいる。
《隆二くんなしのスタジアム、おみくんの負担がしんぱいすぎる》
《え、隆二くんなしでスタジアムやるの?まさか本当に?》
《臣くんだけで歌うのかこれ...》
こうした声が聞かれる理由を音楽ライターが語る。
「スタジアム規模の公演は求められる声量も体力も過酷なもの。OMIさんがひとりですべてを担えば、精神的にも肉体的にも相当な負担となります。コーラスや音源で補強はできても、ファンが求める“掛け合い”のライブ感は再現できません。やはり、15周年という節目に今市さんがいないのは、大きな痛手となるのでは」
それでも、今回のライブ開催は、LDHとしては“グループとして歩みを止めない”姿勢を強調する意味合いがあるようだ。
「15周年公演を予定通りに開催するのは、やはりLDHブランドを維持したい思いが大きいのでは。それでもX上では《7人で立てる日を待ちたい》という声もあるだけに、残るメンバーにとっては試練のステージとなるでしょう」(前出・音楽ライター)
不祥事によってグループ全体へ暗い影が落ちるなか、今市抜きの15周年ライブでどのようなパフォーマンスを見せるのか気になるところだ。