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林芳正官房長官
10月4日に投開票がおこなわれる自民党総裁選。次期総裁を巡って世間ではさまざまな憶測がなされてきたが、9月22日の告示を目前にしていよいよ立候補が出揃ってきたようだ。
官房長官が「林プラン」を発表
まずは9月10日、茂木敏充前幹事長が記者会見をおこない、総裁選へ正式に立候補する旨を表明。野党との連携や地方自治体への交付金創設、トランプ政権の関税引き下げなどの政策を語った。また9月16日には、小林鷹之元経済安全保障担当大臣が立候補に向けての記者会見を開いている。小林元大臣の総裁選への挑戦は、昨年に引き続き2回目。控除のあり方や税率構造の見直しを含めた、税金面での若者や働く世代への支援を訴えた。
「9月19日には、“最有力候補”とも言われている高市早苗前経済安全保障担当大臣が出馬を正式表明しました。20日には小泉進次郎農林水産大臣が会見をおこない、政策を発表します。昨年に立候補していた河野太郎前デジタル大臣は立候補せず、小泉氏を支持すると表明しました」(全国紙政治部記者)
活発に動き出した自民党総裁選。そんな中、18日に記者会見を開いたのが林芳正官房長官だ。前回の総裁選では4位だった林官房長官。「誰もが夢と希望と誇りを持てる日本の未来を創造する」とした「林プラン」を発表した。
「具体的には、1%程度の実質賃金上昇の定着や『ゼロからの再建』と名付けた党改革案、主に低・中所得世帯への支援として『日本版ユニバーサル・クレジット』の創設などを掲げています。また、参院選の際に自民党が公約にしていた『現金給付』については、“臨機応変に対応していく”と語りました」(前出・政治部記者)