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ー 『虎に翼』実話に基づくオリジナルストーリー
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ー 脚本も本編同様に吉田恵里香が担当

 10月7日にNHKは、2024年前期に放送された伊藤沙莉主演の連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)のスピンオフドラマの制作開始を発表。『虎に翼』本編では描かれなかったバックストーリーが描かれるということで、ファンから歓喜の声が上がっている。

『虎に翼』実話に基づくオリジナルストーリー

NHK朝ドラ『虎に翼』の脚本家である吉田恵里香さん(本人のインスタグラムより)
NHK朝ドラ『虎に翼』の脚本家である吉田恵里香さん(本人のインスタグラムより)

『虎に翼』は、日本初の女性弁護士でのちに裁判所所長も務めた人物・三淵嘉子をモデルとした、実話に基づくオリジナルストーリー。主役の猪爪寅子を伊藤沙莉が演じ、他にも岡田将生や「三代目 J SOUL BROTHERS」の岩田剛典などが出演したことで話題となった。

「『虎に翼』は、物語を通して女性差別や法制度の問題、性的マイノリティなど様々な社会問題を丁寧に描いた作品でした。その骨太なストーリー展開は、新鮮でありながらも朝ドラらしいと高く評価され、全130話の期間平均世帯視聴率は前4作の朝ドラを上回る16.8%を記録。歴代の朝ドラの中で最高傑作だという声も多く上がっています。スピンオフ作品は基本的に、人気の高い作品から派生するものです。今回のスピンオフドラマの制作決定は、『虎に翼』の人気の高さをあらためて証明しているのではないでしょうか」(テレビ誌編集者)

 気になるスピンオフドラマのタイトルは『山田轟法律事務所』(NHK)。主人公は、寅子の同窓生の弁護士・山田よねだ。よねは同じく同窓生の轟太一とともに、上野の片隅に「山田轟法律事務所」を構えており、スピンオフでは事務所の知られざる設立エピソードが語られる。

 本編から変わらず、山田よね役は土居志央梨が、轟太一役は戸塚純貴が担当。また、本編で主役を務めた伊藤も、そのまま寅子役として登場する。