「幕末の時代の薩摩に生まれて、この男たちと生きてみたかったと、みなさんに思ってもらえるようなドラマにしたいです」

 来年1月7日スタートの大河ドラマ『西郷(せご)どん』で西郷吉之助、のちの隆盛を演じる鈴木亮平(34)。

複雑なイントネーションの薩摩ことばに苦労しながら汗にまみれ、走りながら撮影しています

 立っているだけで汗だくになる暑さの中、鹿児島・南九州市でのロケが始まった。

 一般に知られている西郷どんのイメージは大柄でがっしりとした体形。役によって体重を増減させることで知られる鈴木は、ドラマ『天皇の料理番』では病弱な役を演じるために、76kgの体重を4か月で56kgまで落としたことも。

 西郷の生涯の盟友であり、ライバルとなる大久保正助(利通)を演じている瑛太は、

「彼と相撲をとるシーンがあるんですけど、上半身裸の亮平くんの肉体には、男の僕でも惚れぼれしますよ。全国の女性のみなさん、楽しみにしていてください

 と、太鼓判を押した。“肉体改造”の方法について鈴木は、

大学の相撲部で学生たちと一緒に稽古(けいこ)して、たくさん食べていたらこうなりました。自然に満足のいく外見になりましたね

西郷の3人目の妻となる、岩山糸役の黒木華、大久保正助(利通)役の瑛太、西郷たちが先生と慕う赤山靱負役の沢村一樹。この日は西郷たちが生まれる前、およそ260年前に建てられ現存する武家屋敷で撮影が行われた
西郷の3人目の妻となる、岩山糸役の黒木華、大久保正助(利通)役の瑛太、西郷たちが先生と慕う赤山靱負役の沢村一樹。この日は西郷たちが生まれる前、およそ260年前に建てられ現存する武家屋敷で撮影が行われた

 男にも女にもめっぽうモテたという逸話が残る西郷。そんな人柄までも、すでにものにしているような鈴木の“西郷どん”。

 来年1年、どんな姿を見せてくれるか、今から楽しみです!