「これまでの大人向けファッション誌『ELLE japon』や、『ブルガリ』や『シャネル』など高級ブランドのアンバサダーなど、年齢に見合わない“背伸び”にも思える起用ぶりから、批判の声も多く聞こえました。はたして今回の表紙デビューは受け入れられるのでしょうか(苦笑)」(ファッション誌関係者)

 4月23日に発行されるファッション誌『ViVi』6月号で表紙を飾ることを、自身のインスタグラムで伝えたKoki,。新元号『令和』を迎える、記念号の“カバーガール”に起用されたのだった。同誌の読者層は主に10代から20代の若い女性。16歳の彼女にとって、ようやく“等身大”の仕事にも見えるのだが……。

 これに対して、ネット上では《ここまで七光り》《ほんとゴリ押しいい加減にして》《ゴリ押しを通り越して太鼓持ち》など、早くも疑問視する声が。さらに《河北麻友子ちゃんの卒業号なのに》と、同号で専属モデルを卒業する河北ファンも交えて、表紙起用を巡って“荒れに荒れている”。

「もはやアクションのすべてが良くも悪くも話題になってしまうKoki,ですが、その背景に工藤静香さんの影が見え隠れするのは否めません。

 先日も静香さんの誕生日に、キラキラに作り込まれたツーショット写真をインスタにアップしていましたが、そんな親子の露出が余計に火に油を注いでいるようにも思えます」(ワイドショースタッフ)

その一方で父親・木村拓哉は

 一方の父親・木村拓哉。デビュー時には「親父の背中を見せる」などとエールを送っていたものの、今年1月放送の『さんタク』(フジテレビ系)では、「(Koki,の芸能界入りに賛成か反対か)どっちなんだろうという不安はありましたけど、本人がやりたいと言っていたので」と、どこか他人事。

「やはり娘のプロデュースは静香さんが主導ということでしょう。そこは、どこの家庭でも同じ父娘の関係で、面と向かってKoki,に対して強く物申すことができないのかもしれません。それに彼女も、今やプロなわけですから」(芸能プロ関係者)

 そんな木村は、ちょうど2年前の『ViVi』6月号に登場してる。《伝説の国宝級イケメンが20年ぶりにViViに降臨!!》と、やや大げさにも思えるコピーで始まる特集に、ナイフでリンゴをむいて、ワイルドにほおばっている木村がいた。そのインタビューの中で、20代前後の読者に向けてアドバイスを求められていたのだが、

野郎なら、無責任なことも言えるけど、女の子だからなぁ……思い切り笑って、思いっきり泣いて、思いっきり歯を食いしばって踏ん張っておくことかな》

 続けて、

脅かすつもりはないけど、今ぐらいパワーがあるときに、ちょっとした冒険とか、試練とか、葛藤とか、いろいろキツイことやしんどいことを経験しておくといいと思う(笑い)。

 若いうちは、無理してでも背伸びしてでも、周りから“生意気だ”って言われようと(苦笑)、心と身体を存分に動かしておくべきだよね。最初は筋肉痛でガチガチになっても、あとで絶対力になる

 まるで1年後のデビューを控えたKoki,への、しかも批判にさらされることもわかっていたかのような的確なアドバイスだ。

「15、6歳でジャニーズに入所、SMAPの一員になるも歯を食いしばって踏ん張る時間が続いたキムタク。その後、自らチャンスをものにして国民的スターになるも、一方で同じくらい批判されてきた経験があります。Koki,の不釣り合いにも映る“背伸び”は、そんな父の“アドバイス”からくるものでは? ただ、チャンスをものにして“本物”になれるかは、これからの本人の努力次第ですが」(前出・芸能プロ関係者)

 父の“アドバイス”は娘に伝わっているのだろうか。