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ー '25年を漢字で表すと『舞』の理由は
稲垣吾郎 撮影/廣瀬靖士 ヘアメイク/金田順子 スタイリスト/黒澤彰乃 衣装協力/ジャクソン・マティス(ヒラクPR)、ボブ(タキヒヨー) 撮影協力/PROPSNOW、BACKGROUNDSFACTORY

 テレビに映画、舞台、音楽にとますます大忙し。今年もNAKAMAと一緒に新しい“地図”を広げてきた稲垣。来たる'26年の“午年”は、どのように駆け抜けていくのか? 本音&ウラ話トークをお届けします!

'25年を漢字で表すと『舞』の理由は

─舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』を終えられて、のんびりできましたか?

そうですね。日常を楽しむというか、日々のルーティンや買い物、読書とか。旅行できなくもなかったけど、レギュラー番組もあるし、ゆっくりしていました

─大みそかは『東急ジルベスターコンサート2025-2026』の司会です。

自分でも見ている番組だったので、まさかその舞台に立てるなんて、すごくうれしいです

─クラシックとの出会いって覚えてます?

小学校の音楽室でドヴォルザークの『新世界より』第4楽章を聴いたのが最初で、そのときの衝撃や感動、高揚感を今でも覚えてるんだよね。その後、20代のころ番組でショパンの軌跡をたどってから好きになり、舞台『No.9―不滅の旋律―』でベートーヴェンが好きになり。

 クラシックって、いろいろな感情に寄り添ってくれるでしょ。爽やかな朝に合う曲、寝る前に眠りを誘うような曲、気持ちを鼓舞してくれる曲……。まだ全然深くは知れてないけれど、家でかかっていることがいちばん多いのはクラシックかも」

─何で聴くことが多いですか?

CDが多いかな。プレーヤーは20年くらい使っていて。1回、壊れてメーカーで直せなかったんだけど、個人で修理をしてる方をネットで見つけて直してもらったんです。手をかざすと赤外線センサーが感知してパネルが開くもので、すごく美しいんです

─2月からは主演舞台『プレゼント・ラフター』で人気俳優ギャリー役を。

基本はコメディーなんだけど、イギリス戯曲ならではのシニカルな感じもあって、面白いですよ

─ギャリーに共感するところは?

俳優という意味では近い部分もありますね。彼も俳優であるからこそ私生活でも芝居しちゃったりして。あと、意外と八方美人で、そこはわからなくはないなと。こういう仕事をしてると、ちょっといい顔しちゃったりもするので(笑)

─最近の冬ならではの楽しみは?

ファッションかな。今まであまり思ったことないんだけど、黒以外も着ようかなと思って、茶系やベージュの服をけっこう買いました。冬はオシャレが楽しいよね。夏はもう面白くない!(笑)

'25年を漢字で表すと?

振り返るとやっぱり舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の占める割合が大きいから、『舞』かな。魔法で舞っていたし(笑)。キャストの方々と家族のような感じになって、終わったあとは少し寂しさもありました。そして何より劇場に来てくださったお客様に、本当にありがたいなと。ほかにもいろんなお仕事に恵まれて、大充実の一年でした

『東急ジルベスターコンサート2025-2026』12月31日 テレビ東京系 夜11時30分〜
舞台『プレゼント・ラフター』'26年2月7日より東京・パルコ劇場のほか、京都、広島、福岡、宮城にて上演