NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』は、6月30日から第2部がスタートした。中村勘九郎演じる金栗四三から主役のバトンを受け取ったのは、新聞社の政治部に配属されながらも水泳の指導者として世界一を目指した田畑政治役を演じる阿部サダヲ。視聴率低迷でなにかと話題になっている同番組で、起死回生の大役を担うことになった。

 役者としては快進撃を続けている阿部だが、その私生活は謎に包まれている。

「阿部さんは時期こそ非公表なのですが、'00年ごろに、劇団の打ち上げになぜか毎回参加していたという熱心なファンの女性と結婚しています」(芸能プロ関係者)

“あなたは私と結婚しなきゃダメになる”という熱烈な妻からのプロポーズで結婚に至ったというエピソードは有名で、阿部は“不幸になりたくないから結婚した”と話している。それ以外、妻についてのエピソードは、阿部の口からいっさい公表されていない。

「オーナーは奥さんです」

 そんななか、昨年11月、都内の商店街にひっそりと一軒の居酒屋がオープンした。

「地元の飲食店関係者でも知る人ぞ知るお店で、雑居ビルの上階にあり淡路島の塩と新鮮な海鮮を使った料理と日本酒を提供しています。センスのある一品が多く、美味しいと評判ですよ。実はこのお店、オーナーはあの阿部サダヲさんの奥さんなんです」(近隣の飲食店関係者)

 地元でも評判の人気店だというこの店と、この店を経営する阿部の妻について、彼の知人が明かす。

阿部さんの奥さんは、この店のほかに大阪にあるバーも経営する実業家。仲間うちで会社を立ち上げて、共同名義にしてはいますが、代表を務める敏腕経営者です。都内の居酒屋ではまだ売れていない俳優もアルバイトをしていて、オーディションや稽古で休むのもOKなので、助かっているみたいですよ

 とはいえ、あくまでここは秘密の場所。妻の心遣いが見える憩いの場だ。

阿部さんのファンが集まったりするといけないからと、阿部さんの奥さんのお店だということは隠しています。阿部さんもよく来ていて“俺は別にいいんだけど”と言うのですが、奥さんが気にして必ず奥の個室に通しているそうです」(同・阿部の知人)

 彼女あっての、あの軽妙洒脱な名演技なのだ。

阿部さんは演出家からの指示に一発で次のシーンを指示どおり演じられてしまう抜群の演技センスがありながら、普段の私服はすべて奥さんまかせで、私生活には無頓着な人。彼が演技に集中して取り組めるのも、しっかりした奥さんの“内助の功”のおかげだと思いますよ」(演劇関係者)

 阿部の所属事務所に、妻の居酒屋経営について聞いてみると、

居酒屋を経営しているオーナーのひとりというのは事実です

 とのこと。妻の店で英気を養いつつ、大河ドラマの復活に挑む阿部に期待したい!