“初恋の味”ができるまで

 ガイドさんのナビゲートで始まる物語は実際に見て、聞いてのお楽しみ。終了後には“初恋の味”が恋しくなるから不思議。早く飲みたい~。

 カルピス作りの最重要工程である「発酵」。その発酵タンク内をイメージした「発酵のへや」では、全方面スクリーンが映す映像とともに、ある仕掛けが。乳酸菌と酵母を合わせた「カルピス菌」による1次・2次発酵の映像にリンクして、どこからか甘ずっぱい香りが漂ってくる。これが、岸上社長が話していた“五感”体験だ。

「安心・安全な原料と製法で作られている」「発酵によって生まれた、身体にうれしい成分が含まれている」という、カルピスが“身体にいい”とされる理由は、この発酵を主とした自然製法からきている。カルピスの源となる発酵乳は、血圧降下作用や学習記憶力向上効果などのほか、香りにもリラックス効果が期待できる。まさに「カラダにピース」な飲み物なのだ。

 そして視覚を刺激する、見て学べるのが製造工場見学。バスに乗り、広大な敷地をぐるりと回って工場に到着すると、目の前には高さ15mの貯酸乳タンクが。1つのタンクは重さ約150トンで、カルピス約32万本分に相当する! とはいうものの、想像もつかないケタ違いの大きさ。

 そのカルピスは発酵設備の都合上、残念ながら見学通路を設置できないため、見られるのは『カルピスウォーター』などの製造ライン。キャップ洗浄に始まり、外観検査機器までの7工程を経て、面白いように製品が完成していく。

圧巻の製造ライン見学。各工程を経てカルピスウォーターが次々と完成 撮影/渡邉智裕
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