子どもが描いたような拙い字で…

 宮崎容疑者宅マンションを訪ねてインターホンを押すと返事はなかった。近所の住民は「大阪には帰ってへんと思う」として次のように話す。

「宮崎容疑者宅のポストは郵便物がたまりっぱなしだし、室内からは物音も聞こえてこない。ただ約1週間前、夜中に宮崎容疑者の部屋に出入りする音が聞こえてきたことがあった。喜本被告が釈放されたというニュースが出るよりもっと前だったから、喜本被告ではない。親類か知人ではないか」(同住民)

 この住民は事件が報じられるまで、喜本被告が宮崎容疑者の交際相手とは思いもしなかったという。

「その前に宮崎容疑者が付き合っていたのは、20代でスラッとしたモデル体型のロングヘアの女性だった。ずいぶん泣かしていたけれど。喜本被告はよく緑色のひざ丈のスカートをはいていましたが、髪はぼさぼさで外見を気にしているようには見えなかった。宮崎容疑者とは別の部屋で暮らしていたみたいですし。喜本被告は釈放後、その部屋にも出入りした様子はないみたい」(同)

 別の住民によると、宮崎容疑者は周辺にたびたび迷惑をかけていたという。マンション住民用の駐輪場スペースに自分の車を2台置くため、住民の自転車を勝手に移動して路上に放置したほか、早朝4時ごろに突然、マンション内で喜本被告と水まきを始めるなど怪行動をとっていた。

大阪市東住吉区のマンション住民用駐輪場には今も宮崎容疑者の車が2台あって
大阪市東住吉区のマンション住民用駐輪場には今も宮崎容疑者の車が2台あって
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 そもそも評判が悪かったことに加え、事件発覚後にはショッキングな出来事も……。

「宮崎容疑者に宛てて、子どもが書いたような拙い字で『つかまってバツをうけろ』と書かれたハガキが送られたらしい。さすがにもう、大阪では暮らせないのではないか」(地元関係者)

 宮崎容疑者をめぐっては、6月に浜松市の新東名高速道路でトラックにあおり運転をしていた疑いが新たに浮上。追突事故を誘発した可能性が取りざたされている。余罪はほかにもあるとみられ、どこまで事件化できるか見通しは立ってない。

 喜本被告は今後、被害者らとどう向き合うのか。宮崎容疑者との関係を清算するのか、それとも手をつなぎ直すのか。いずれにせよ、再出発への道のりは険しい。