シャイでまじめ、でも仲間には……

 しかし、まったくしゃべらず取材者泣かせ、というわけではない。

「受け答えは淡々としていますが、言っている内容は面白いですよ。比較的素直に答えてくれているなとも思いますし、すごく的を射た話をしてくれる選手ですね」(向さん)

シャイなので口数は多くないですが、人との接し方や礼儀などはしっかりしている人ですね。お母さんの教育がいいんだろうなと思います。質問を途中で終わりにしたりしない。広報担当者が“このへんで”と言って打ち切りにしたりするのですが、いま聞かれていることにはちゃんと答えてから帰るというところが彼にはありますね」(大友さん)

 母親の教育については前出の今田さんも、

お母さんの教育がすごくしっかりされてるなという印象なのですが、卒業してからいまでも年賀状を送ってくれるんです。まじめでビシッとした性格ですよ

 シャイでまじめとみな口をそろえるが、選手同士ではまた違うようで、日本代表でも、国内所属先であるサントリーでもチームメートの流大は以前「インタビューとかでも、もっと明るくしゃべったらいいのにと言っているんですけどね」と話していた。

「仲間内では、けっこう人をからかったり、いたずらもしたりするみたいですね。例えば、'15年のワールドカップに出かける前に、所属先のサントリーのクラブハウスで、当時、日本代表じゃなかった流選手のロッカールームをわざと汚くして出て行ったり。

 南アフリカ戦の後に“そんなことをしたらしいですね?”って聞いたら、“いや、物をいろんなところに置き換えただけです”って淡々と言ってましたね(笑)。あまりたくさんしゃべったり、笑わせたりということはしないですけど、仲よくなるといろんなことをするタイプというか」(向さん)

 松島の所属チームであるサントリーの練習場からほど近い『そば酒庵 寿々屋』は、選手たちも多く訪れ、選手用のメニューも用意している。

「豚しょうが焼きのデカ盛りで、選手だけに特別に出すんですよ。優勝したときは無料でサービスするんですが、松島選手はよく来ていましたよ。2年前に優勝したときにはチーム全員で来店してくれました」(鈴木朗之店長)

 日本を上位に導き、デカ盛りで祝ってほしい!

松島幸太朗も食べた『寿々屋』のしょうが焼き。肉は通常200グラムだが、選手用は倍の400グラムある
松島幸太朗も食べた『寿々屋』のしょうが焼き。肉は通常200グラムだが、選手用は倍の400グラムある
【写真】“モヒカン男子”松島幸太朗がたいらげた大盛りの「しょうが焼き」