吐く息が白くなりはじめるころ、テレビのCMや駅のポスターで大々的に打ち出される『JR SKISKI』。毎年、JR東日本が旬な若手女優や俳優を起用する、スキー旅行のキャンペーン企画だ。CMの中で繰り広げられる“恋愛模様”は多くの若者をときめかせている。

『JR SKISKI』といえば

 これまでのCMを振り返ってみると、誰もが知っているような冬ソングがCM曲に選ばれているが、最初の一曲は意外にも'91年の『Choo Choo TRAIN』だった。当時、EXILEのHIROが所属していたZOOが起用され、キャッチフレーズである「雪男。雪女。」の背景で、あの軽快な音楽とともにぐるぐる踊る斬新な映像だった。

ZOOが起用された『JRSKISKI』のCM(YouTubeより)

 その後、4年連続でZOOがCMに出演していたが、'95年には日本のCMソングとして最も売上枚数のあるglobeの『DEPARTURES』とともに、竹野内豊と現在は芸能界を引退している江角マキコが恋人のような設定で起用された。

 以降、浜田雅功や吉川ひなの、木村カエラなどがイメージキャラクターとして抜擢されるが、当時はスキー場での恋愛模様がメインではなく、新幹線を利用してスキー場へ行くことを中心としたCM構成となっている。

 '07年から'11年までキャンペーンの休止期間があったが、'12年に本田翼窪田正孝を起用したテレビCMが6年ぶりに復活し、キャッチフレーズの「青春は、純白だ。」とともに話題を集めた。スノーボードが流行りはじめていたものの、あえてスキーを前面に出す内容だったのは、「スキー」と「好き」をかけた、かわいらしい演出が背景にあったのだ。

 この年から、“イメージガール”を起用し、真っ白な雪景色に頬を赤らめる若手女優がより美しく映し出されていく。

 NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で沢尻エリカの代役を務めることになった川口春奈や朝ドラ女優として多くの作品に出演する広瀬すずなど、旬な女優がイメージガールを務めてきたが、'17年だけは、懐かしの“あの2人”が登場した。