実際にあったスマホのっとり事件簿!!

スマホ紛失で290万円の請求書!!

 ある日、Aさんが深夜までバーで飲食し、帰宅しようとしたところスマホがないのに気づく。バーやタクシー会社に問い合わせたが見つからなかったため、翌日スマホの電話会社に通信サービスの停止を依頼。警察にも遺失物届けを出す。しかし翌月に届いた携帯の利用明細書には、「291万9000円」の請求金額が。犯人はスマホの電子マネーを使い続け、チャージを151回も繰り返していた。Aさんは電子マネーに登録したクレジット会社に止める連絡をしていなかった。

■アプリでストーカー被害に

 B子さんは職場でスマホを紛失したが、探すとすぐに見つかった。ところが、それ以降、同じ職場の男性がB子さんの行く先々に現れるように。しかも、その男性はB子さんが誰と遊んで、どこに行き、何を食べたかまで知っていた。B子さんは怪しく思いスマホを調べたところ、遠隔操作アプリがインストールされていたことが判明。このアプリで、写真や動画、位置情報、メールのやりとりなど、すべての情報を遠隔操作で見られていた。

■持ち主になりすまし少女誘拐

 コンビニエンスストアのトイレで、ロックがかかっていないスマホを拾った容疑者C。スマホの持ち主である男性と交際する10代の少女から「家に行ってもいい?」とメッセージが届く。Cは持ち主になりすまし「友達の家にいるからおいで」と自宅住所を知らせ、交際相手の友人のふりをして、明け方まで少女を引き留めた。わいせつ目的だった。

◆あなたの身を守るスマホ防衛術 ・ロック用の暗証番号は予測されないものに! ・ロックをはずしたまま気軽に放置しない! ・アプリのインストールは他人に頼まない! ・ショルダーハッキングに気をつける!

●伺ったのは…
ITジャーナリスト 三上 洋さん◎セキュリティー、ネット事件、スマートフォン、ネット動画が専門のITジャーナリスト。守備範囲はウイルスからネット炎上まで多岐にわたる。