愛子さまは今年4月から、学習院大学の文学部日本語日本文学科に進学されることになりました。紫式部の『源氏物語』や太宰治などのオーソドックスな作品はもちろんのこと、日本文化の枠に入るものであれば、映画や漫画についての卒論も可能という自由度の高い学科です。

 学習院以外の大学も候補に挙がっていましたが、同じ大学の同じ学部出身であるお父さまの天皇陛下にも相談されて最終的にお決めになったそうですよ」(皇室担当記者)

 愛子さまは幼稚園から大学まで、ずっと学習院に通われることになる。

「学習院ありきではなく、ライフワークにしたい分野が学習院大学で学べるということで、決められたのだと思っています。在学中は学業優先になりますが、土日や長期休みなど学業に支障のない範囲で公的な場にもお出ましになるでしょうが、成年皇族に向けて、その機会は徐々に多くなっていくでしょう

 そう話すのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。

 学習院大学に進学された皇族は、'13年に入学された秋篠宮家の次女・佳子さまが最後だが“皇族の学校”というイメージはいまだ強い。

「学校やOB会の幹部には元皇族や皇室関係者が何人もいますので、迎える側としても慌てることなく、警備体制も経験があるので改めて整えることは少ないでしょう。“学習院=皇族の通う学校”というイメージは今もありますし、皇族の進学実績がない学校よりも、静かな環境で勉強できるでしょう」(山下さん)