3月末、いまをときめく超人気者である菅田将暉と小松菜奈の交際がスポーツ紙により報じられた。4月公開予定の映画『糸』の撮影中であった昨年秋、菅田の猛アタックにより交際に発展したという。『週刊文春』(4月2日号)によると、はじめ小松は「菅田さんのことが嫌い」だったらしい。付き合うまでの展開も“少女マンガ”さながらの胸キュン展開である。

 そんなふたりは今、4月公開予定(延期が決定)だった『糸』のプロモーションのために数々のバラエティー番組に出演中だ。フランス料理店、タイカレー店、ヘッドスパ専門店、たこ焼き居酒屋などをふたりで巡ったり、「お互いの足を縛り二人三脚」でVTR出演してみたりと、映画『トゥルーマン・ショー』よろしく“公共電波を通じた公開デート”が世に垂れ流されているといった状態だ。

30歳までに同い年くらいの人と……

 通常、人気絶頂の俳優と女優ともあれば、交際が発覚したら「ショック」「受け入れられない」といったファンの声が飛び交いそうなものだが、SNS上は「お似合いすぎる!」「最高のカップル」といった意見で埋め尽くされた。ネット上でこのカップルは、“すだなな”という愛称で呼ばれてさえいるらしい。CDデビューでもさせられるんか、といったユニット感さえ出ているが、これぞ双方のファンから祝福されている証といえる。

 このように、世の若者たちが応援するカリスマカップルへとなったわけだが、現在菅田は27歳、小松も24歳とかなり若い。今後も、互いに俳優としての実力が評価されているだけに『日本アカデミー賞』などの“祭典”に揃って登場する機会も多そうだ。つまり、ことあるごとに“すだなな”としての関係性が注目され、SNSがお祭り状態になることも予想される。不謹慎だが、万が一、破局だなんてことになったら、期待を背負ったぶん落胆の声も大きいはず。一度付き合ったが最後、別れにくさはもはや、ぺこ&りゅうちぇるクラスにまで膨れ上がってはいないか。

 そんな菅田は'19年2月に発売された俳優10周年を記念したアニバーサリーブック『誰かと作った何かをきっかけに創ったモノを 見ていた者が繕った何かは いつの日か愛するものが造った何かのようだった。』(この長さもシャレオツ)のなかで小栗旬と対談し、こんな発言を残している。

有名人の熱愛報道にしても、もう、ええやん、好きにさしたったらと思うんですけどね、俺。(中略)周りがやいのやいのいう必要がないと思うんですよね。一般の人が言うならまだしも、同業者が言ったりもするじゃないですか。テレビに出ている人が、そういうこと言っちゃうんだなって》 

 つまり、“すだなな”として囃し立てられることを嫌がっているということがわかる。報道などにより色眼鏡でみられ、自分の仕事や作品に意図せぬフィルターがかかってしまうことに関しても、《変にスターになり過ぎると、ちゃんと見てもらえないみたいなことも、現実的にはあるのかなって》と嘆いてみせるのだった。

 とことん作品を大事にするプロフェッショナルの精神に感服……かと思いきや、昨年12月に放送された『TOKIOカケル』に出演した際、結婚願望について聞かれた菅田は、

「(時期は)30歳までに」「(相手は)同い年くらい」と、小松を意識したかのような回答を繰り出していたというのだ。時期的にはちょうど交際が始まって間もなくなわけだが、あまりに具体的な発言に小松との交際を知る由もなかったネット民も「すでに相手がいる……?」と騒然となった。

 今思えば、世間から“テレビで公開デート”をイジられる前に、すでに“テレビで公開プロポーズ匂わせ”を済ませていたのである。小松への想いが作品を届けたい情熱を超えてしまったというのか……?

 それを紐解く鍵として、前述の『週刊文春』には事務所関係者のこんな証言が掲載されている。

《(『糸』の)撮影は昨年7月から始まっていましたが、現場では菅田君の小松さんに対しての“好きアピールがすごい”と噂になるほどでした》 

……完全に超えてとるやないか。「やいのやいの」のタネを自ら蒔いてどうする。とはいえ結局、いくら好きアピールがすごかろうとも、芝居にせよ歌にせよのクオリティーが高いのがカリスマたるゆえんなのだろうけど。

〈皿乃まる美・コラムニスト〉