症状別ツボ押しガイド【前編】

 強い痛みを感じる部分をプッシュ。痛みに耐えられるようになったら健康になっている証拠。

《知っておきたいツボ押しのポイント》

・1日1~2回、1回1~3分ツボ押し
 押しはじめは強い痛みを感じるものの、押し続けているうちに次第に痛みがやわらいでいく。最低30秒、できれば3分は押し続けたい。朝晩1回ずつ行い、痛みが気になるときには日に何度押してもOK。

・親指か第2関節の先を使う 
 ツボ押しに使う指は、人さし指、中指、親指。指圧は指の腹の部分で押すのが一般的だが、ツボに強い刺激を与える場合は親指の関節を曲げて、指先、または指を曲げて第2関節を押し当てる。

・症状が出ている側のツボを押す
 ツボは身体の左右にあるが、症状が出ている側のツボを押すのが原則。例えば、右のこめかみが痛む頭痛の場合は右側のツボを押す。どちらの痛みが強いかわからない場合は左右のツボを押してみて、より痛むほうのツボを刺激。

■「胸腺」を強化するツボで免疫力を増強
 中医学では、免疫力を強化するために大切なのは心臓の上にある「胸腺」という臓器だと考えられている。というのは、胸腺はウイルスなどの敵と戦う白血球を教育する器官だから。胸腺を強化するツボは胸と腕にある。

・神封(しんぽう)……わきの下の延長線上で乳首の高さ付近、身体の中心線から指幅2本分、乳頭側に寄ったところ。

押し方:両手の中指の先を左右のツボに当て、同じタイミングでグーッと力を入れて押す。

■めまいの原因は胃と肝臓の機能低下
 田中さんの長年の治療経験から、めまいは脂っこいものをとりすぎて胃や肝臓が弱っている人に起きることが多いとのこと。胃と肝臓を元気にするツボと、免疫力を強化するツボを刺激することでめまいを改善。

めまいのツボ2選 イラスト/アサミナオ

・上完骨(かみかんこつ)……耳の後ろの出っ張った骨(乳様突起)から指幅3本分後ろのくぼみが完骨で、そこから指幅1本分上のところ。

押し方:人さし指を曲げて第2関節をツボに当て、グーッと力を入れて押す。

・内関(ないかん)……手のひらを上に向け、手首にできるいちばん太い横ジワの真ん中からひじのほうへ指幅2本分寄ったところ。

押し方:手首をつかむように親指を押し当て、手のひら方向に向かってグーッと押す。